2024年02月15日更新
木造住宅は2階建てがいいの?比較検証した結果を解説します
木造住宅に2階建てが多い理由はご存じでしょうか。本記事では、木造2階建てや3階建て、平屋の特徴などを幅広く紹介しています。木造住宅を新築する際に何階建てが適しているのか興味がある方はぜひ、チェックしてみてください。
「木造住宅には何階建てが適しているの?」
「木造2階建てが多い理由は?」
上記のように疑問に思っている方もいるでしょう。
本記事では木造住宅に適している階層や木造住宅の階数別メリット・デメリットなどを紹介しています。
この記事を読むことで木造住宅に2階建てが多い理由や2階建ての特徴を把握することができます。
家の建て替えを検討している方や、建物を何階建てにするか悩んでいる方はぜひ、チェックしてください。
目次
木造住宅に2階建てが多いのはなぜ?
2階建ての住宅が多い理由は、地域によって建築に制限がある中で、最もコストパフォーマンスの良いものが2階建であるためです。
2階建ては建物の表面積が平屋と比べて小さいため、建築に使用する材料が少なく済み、その分コストカットをすることができます。
また、平屋の場合は基礎工事を行う範囲が広くなり、家の基礎工事に費用がかかってしまいます。
基礎工事は外壁や屋根の工事よりも費用がかかるためコストパフォーマンスが下がってしまいます。
木造2階建て住宅の費用相場と工事期間
木造2階建て住宅の費用相場と工事期間はご存じでしょうか。
ここでは一般的な30坪〜40坪の2階建て住宅の費用相場と工事期間を紹介します。
木造2階建て住宅の平均的な坪単価
木造2階建て住宅の平均的な坪単価は約50万円〜約80万円となります。
坪単価は工法によって異なります。
在来工法は1本ずつ柱や梁を現場で組む必要があるため、坪単価が高くなります。
木造ラーメン構造も建築コストが高く、その分坪単価も高くなる傾向があります。
これに対してツーバイフォー工法や木造プレハブ構造は、規格化された角材やパネルのような面材を現場で組むため費用を抑えることが可能です。
木造2階建て住宅の費用相場
木造2階建て住宅の費用相場はご存じでしょうか。
ここでは各工法別に、住宅の費用相場を紹介します。
工法 | 費用相場 |
---|---|
木造軸組工法 | 約1,900万円〜約2,600万円 |
ツーバイフォー工法 | 約1,600万円〜約2,200万円 |
木造ラーメン工法 | 約2,000万円〜約3,100万円 |
木造プレハブ工法 | 約1,300万円〜約1,800万円 |
各工法別費用相場は上記の通りです。
木造プレハブ工法、ツーバイフォー工法が費用を抑えることができ、木造ラーメン工法、木造軸組工法が高額になっています。
この金額差の理由の1つに工場にて規格化された部材を使用しているか否かがあります。
規格化された部材を組み立てるだけの施工にはマニュアルが存在しており、施工業者の負担が少なくすみます。
上記の金額はあくまで目安となっており、使用する部材や建物、土地の状況などによって費用は変動します。
木造2階建て住宅の工事期間
木造2階建て住宅の工事にかかる期間はご存じでしょうか。
ここでは各工法別に住宅の建築にかかる期間を紹介します。
工法 | 工事期間 |
---|---|
木造軸組工法 | 約3カ月〜約6カ月 |
ツーバイフォー工法 | 約2カ月〜約5カ月 |
木造ラーメン工法 | 約3カ月〜約6カ月 |
木造プレハブ工法 | 約2カ月〜約4カ月 |
一戸建ての工事期間は建物の形状や土地、地盤の状況によって大きく変動します。
建物の形状は平屋や2階建て住宅で単純な構造であれば工事期間を短縮することができるでしょう。
また、木材であっても構造計算などが必要な木造ラーメン工法などは工期が延びてしまう可能性があるため、注意が必要です。
木造2階建て住宅の解体費用相場
木造2階建て住宅の解体費用相場はご存じでしょうか。
家を建て替える際には既存の住宅を解体し更地にしてから工事を行うため、ここでは既存の建物の解体にかかる費用相場を紹介します。
木造2階建て住宅の解体費用は30坪ほどの建物で約90万円〜約150万円となります。
解体工事にかかる坪単価は約3万円〜約5万円です。
上記の金額は建物の立地条件や築年数、隣接する家との距離などによって変動します。
費用が追加でかかる立地条件は、家を解体する重機を入れることができない場合などです。
これは重機を使用できず、手作業で解体を行うためです。
木造2階建て住宅の耐用年数は?
木造2階建て住宅の耐用年数はご存じでしょうか。
木造2階建て住宅には法定耐用年数という税務上で使用する目安が存在します。
ここでは法定耐用年数が22年とされています。
しかし22年を過ぎると実際に住めなくなってしまうわけではありません。
下記にてその他の基準を用いて木造2階建て住宅の寿命について紹介します。
木造2階建て住宅の耐用年数
基準 | 耐用年数 |
---|---|
法定耐用年数 | 22年 |
物理的耐用年数 | 65年 |
経済的耐用年数 | 25年 |
木造住宅の法定耐用年数は22年です。
法定耐用年数は課税の公平性を守るためのものです。
法定耐用年数は減価償却などの計算に使用される基準であり、住宅ローンの審査などでも使用されます。
そのため法定耐用年数は住宅の寿命を直接的に表していません。
物理的耐用年数は建物の構造に使用されている部材が化学的または物理的に劣化していくことを工学的な観点から決定するものです。
しかしながら物理的耐用年数も建築する際の施工技術や気候、メンテナンス状況を反映していないため、あくまで目安となります。
経済的耐用年数は市場価値を含めて表す耐用年数です。
これは市場で取引することができる価値がある期間となります。
市場では立地や間取り、外観、メンテナンスなどによって価値が異なり、経済的耐用年数が長いほど需要があり、経済的耐用年数が短いほど需要がないということになります。
木造2階建て住宅の寿命はどれくらい?
木造2階建て住宅の寿命は、国土交通省の木造専用住宅の平均寿命に係る調査研究によると、約40年〜約60年とされています。
この寿命は建物の査定基準によっても異なります。
また、長期優良住宅になると100年以上とも言われています。
住宅の寿命を長く維持するためには適切な頻度でメンテナンスを行う必要があり、メンテナンス次第で住宅の寿命は長くも短くもなってしまいます。
長期的に住宅に居住することを検討している方は、定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。
木造2階建て住宅の平均的な大きさと建築制限
木造2階建て住宅の平均的な大きさについて疑問を持っている方もいるでしょう。
建物には地域によって建築制限が設けられていることもあります。
約30坪〜約40坪の敷地で平均的な大きさの木造2階建て住宅の高さは約7m〜約9mです。
また延床面積は地域によって異なりますが、100㎡前後となります。間取りは3LDKや4LDKが多いです。
このように高さなどには建築制限が存在しており、下記にて制限の内容などについて紹介します。
木造2階建て住宅の高さ制限とは
木造住宅の建築を行う際に注意したいことに絶対高さの制限があります。
これは第1種低層住居専用地域と第2種低層住居専用地域に適用される制限です。
ここでは建築物の高さが10m以下、もしくは12m以下に制限されます。
一般的には木造住宅では3階建てまでが上記の高さに相当するため、2階建てであればほとんどの住宅がこの条件をクリアすることができます。
この高さ制限については、設計士が高さを10m以内におさめるプランで設計してくれます。
木造2階建て住宅の建ぺい率とは
建ぺい率とは土地の面積と建築物の面積の割合を示すものです。
建ぺい率は地域によって上限が定められており、上限を超えることができません。
建ぺい率は市役所の都市計画課などに問い合わせるか、もしくは市役所のホームページなどで知ることができます。
建ぺい率は地域ごとにそれぞれ異なるため、建ぺい率の上限がそれぞれ異なっている地域に建築を考えている土地がまたがっている可能性もあります。
このようなケースではそれぞれの面積割合に応じて建ぺい率が按分されます。
建ぺい率の計算方法は建築面積÷敷地面積×100です。
木造2階建て住宅の容積率とは
容積率とは敷地の面積に対して建物の延べ床面積が占める割合を示すものです。
容積率も建ぺい率と同様に、地域によって制限が存在しています。
容積率は近隣住宅によって日当たりや風通しが悪化することを防ぐためにあり、公共施設とのバランスを崩さないように設定されています。
容積率は都市計画法で定められているものであり、これを守らない建物は違法建築物となってしまいます。
容積率の計算方法は延べ床面積÷敷地面積×100です。
また、建ぺい率と同様に容積率は地域によって異なるため、それぞれの自治体ホームページや都市計画課に問い合わせて確認しましょう。
木造住宅の平屋、2階建て、3階建て住宅のメリットデメリット
木造住宅は基本的には平屋、2階建て、3階建ての3種類が一般的です。
これらのうち何階層の建物を建築するか悩んでいる方もいるでしょう。
ここではそれぞれの建物のメリット・デメリットについて紹介します。
木造平屋住宅のメリット・デメリット
木造平屋住宅のメリット・デメリットは下記の通りです。
平屋住宅の特徴は建物の高さが低いため、地震などに強く、生活導線も家族と重なることが多い点です。
それぞれの特徴について下記にて紹介します。
木造平屋住宅のメリット | 木造平屋住宅のデメリット |
---|---|
地震や強風に強い | 水害対策が取りづらい |
バリアフリーにしやすい | 固定資産税が高め |
家族のコミュニケーションが取りやすい | 広い敷地がないと周りの環境の影響を受けやすい |
木造平屋住宅のメリット
木造平屋住宅のメリットには地震や強風に強いという点があります。
これは建物の高さが低く影響を受けにくいためです。地震は建物の重さと高さによって建物にかかる負荷が異なります。
また強風についても風を受ける面積が小さいため、影響が小さいと言えるでしょう。
バリアフリーにしやすいという点は、平屋住宅には階段がないため、フラットな住まいにしやすいためです。
段差をなくした平屋であれば車椅子ユーザーの方なども家の中を自由に動けるため、バリアフリーに適しているという特徴があります。
家族のコミュニケーションが取りやすいという点については、平屋は2階建てのように生活導線が複雑ではないため、家族が顔を合わせる機会が増えるためです。
木造平屋住宅のデメリット
木造平屋住宅のデメリットには水害対策が取りづらいという特徴があります。
水害が発生してしまった際に、2階建て住宅であれば2階部分に避難することが可能ですが平屋は2階部分が存在しないためです。
また、平屋は固定資産税が高くなってしまうというデメリットも存在します。
これは平屋は2階建てと比較して土地の面積が広くなり、平屋は建物の価値も、屋根に多くの資材を使用するため、評価額が高くなってしまうためです。
平屋は周辺環境の影響を受けやすいという特徴があります。
例えば、周辺に2階建て以上の建物が多い場合などは、日当たりが悪くなることがあります。
木造2階建て住宅のメリット・デメリット
木造2階建て住宅のメリット・デメリットは下記の通りです。
2階建て住宅は最も多くの建物で採用されており、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
木造2階建て住宅のメリット | 木造2階建て住宅のデメリット |
---|---|
敷地を有効に活用できる | 階段での移動が不可欠である |
家族の個人の部屋を確保できる | 外壁のメンテナンスが困難になる |
日当たりの良い間取りを作れる | 生活移動線が複雑になる |
木造2階建て住宅のメリット
木造2階建て住宅のメリットに敷地を有効活用できるという点があります。
2階建て住宅は平屋と異なり、建物の2階部分に居住空間を作るため、建物面積を抑えて敷地を有効活用することが可能です。
2階建て住宅は部屋数を確保しやすいため、家族個人の部屋が作りやすいです。
個人の空間と時間を大切にしたいと考えている方には2階建て住宅がおすすめです。
また、2階建て住宅は建物の高さが平均的であるため、周辺の建物の影響を受けることなく日当たりの良い部屋を作りやすいです。
木造2階建て住宅のデメリット
木造2階建て住宅のデメリットには階段での移動が不可欠であるという点があります。
階段での移動は負担に感じている方もいるでしょう。
洗濯物を干すために階段移動をするなど家事においても負担となります。
また、2階建て住宅は外壁のメンテナンスが困難になるという特徴があります。
背の高さが低い平屋であれば自身で外壁の汚れを掃除するなどのメンテナンスをすることができますが、2階建てでは、限界があります。
さらに、2階建て住宅は生活動線が複雑になるというデメリットがあります。
例えば洗濯物を干すために日当たりの良い2階に移動するなど生活の動線が長くなってしまうことで、家事の効率が落ちてしまいます。
木造3階建て住宅のメリット・デメリット
木造3階建て住宅のメリット・デメリットは下記の通りです。
木造3階建て住宅は狭い敷地でも有効活用し部屋数を確保することができる点が特徴的です。
土地の価値が高い都市圏などでは3階建ての需要は高いです。
木造3階建て住宅のメリット | 木造3階建て住宅のデメリット |
---|---|
狭い敷地内でも部屋数を作れる | 縦構造なので光熱費がかさむ |
3階建ならではの間取りを楽しめる | 階段移動が困難 |
ネット環境が不安定になることも |
木造3階建て住宅のメリット
木造3階建て住宅のメリットには、狭い敷地内でも部屋数を多く作れる点があります。
都市圏は地価が高く、使用できる広さにも制限があります。
その制限の中で希望通りの間取りを実現するために3階建てを採用する方も多くいます。
また、3階建てならではの間取りを楽しめるというメリットも存在します。
2階建てでは不可能な部屋数の確保や間取りを実現することが可能であるため、自分の希望に近い住居空間を作ることができます。
木造3階建て住宅のデメリット
木造3階建て住宅のデメリットに縦構造であるため光熱費がかさむという特徴があります。
暖房だと暖気が、冷房だと冷気が移動してしまい、エアコンなどの効率が落ちてしまうため使用頻度が上がり、その分光熱費が高くなってしまいます。
3階建て住宅は階段での移動が3フロア分となるためその分移動が困難になります。
階段での移動は身体にも負担がかかり、2階建てよりも煩わしく感じることが多いでしょう。
また、3階建て住宅ではネット環境が不安定になってしまうケースも存在します。
無線LANのルーターを1階に設置していると、3階までは遠すぎて電波が届くのは難しい場合もあります。
木造2階建住宅の耐震性は?
木造2階建て住宅の耐震性能が気になるという方もいるでしょう。
ここでは耐震基準や2階建て住宅の耐震性を高めるためのポイントなどを紹介します。
木造住宅の2階建てには構造計算が免除されている
木造住宅の2階建ては現状構造計算が免除されています。
構造計算とは建物の安全性を確認する計算であり、重力や地震力などさまざまな力の作用を計算し、構造部材の安全性を計算しています。
木造2階建て住宅は4号建物という区分に分類されており、構造計算のチェックが免除されています。
構造計算のチェックは免除されていますが、建築基準法によって仕様規定は定められているため、安全性を担保は行われています。
また、ハウスメーカーなどは実験を行い、建築基準法によって定められた基準以上の耐震性を売りとしているため、耐震性能を重視したいと考えている方は、各メーカーの耐震性能を確認しましょう。
木造住宅に求められる耐震基準
木造住宅に求められる耐震基準は構造などに関係なく、震度6強〜震度7に達する大規模の地震でも倒壊や崩壊の恐れがない建築物と建築基準法によって定められています。
また、長期優良住宅制度や住宅性能表示制度などの制定によって、建築基準法が求めている耐震性能の1.5倍以上の耐震性能を持つ住宅も増えています。
これは耐震等級3と表されます。
耐震性能は設計や部材によって異なるため、ハウスメーカーに確認すると良いでしょう。
地震に強い2階建てを建てるためには?
地震に強い2階建て住宅を建てるためには、地震に強い建物の特徴を把握する必要があります。
地震に強い建物にするために地盤の強さを確認する必要があります。
住宅が耐震性能に優れていたとしても地盤が弱ければ地震の被害を受けてしまうため、建設前に地盤調査を行い、必要であれば地盤補強を行いましょう。
建築の際には地震のように横方向から受ける力に抵抗する耐力壁の数が重要になります。
これを実現している工法は、建物にかかる力を面で支えるツーバイフォー工法や構造部分を強固にした木造ラーメン工法などです。
屋外にくつろぎスペースを作る費用相場
野外にくつろぐことのできるスペースを作りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
実際に敷地を有効活用するためにくつろぎスペースを作る方も増えています。
ここでは野外にくつろげる場所を作る際に知っておきたいポイントを紹介します。
庭にウッドデッキを作る
野外にくつろぐ場所を作るためにウッドデッキという選択があります。
ウッドデッキは建物に隣接した形で屋外にスペースを作り、建物の中から同じ高さで設置するため、リビングの延長として活用することが可能です。
ウッドデッキのメリットの1つはBBQをしたり、テーブルと椅子を置いてくつろぐスペースにすることなど用途が多岐にわたることです。
2つ目のメリットは洗濯物を干すスペースとなることです。
室内から直接出入りをすることができるため、洗濯物を干す際にもスムーズです。
洗濯室を近くすることで家事効率をさらに向上させることも可能です。
ウッドデッキは新築時のみではなくスペースさえ確保されていれば、後から取り付けも可能です。
しかし後付けの際には追加の費用がかかってしまうため、費用を抑えるためには新築時の設置がおすすめです。
ウッドデッキを設置する際の費用相場は約100万円です。
この金額はウッドデッキの大きさや使用する素材によって変動する可能性があります。
2階に広いルーフバルコニーを作る
野外でくつろぐ場所を作るために2階に広いルーフバルコニーを作ることもおすすめです。
2階にリビングを作る場合などはリビングから直接ルーフバルコニーに出られるように配置するケースが多いです。
ルーフバルコニーは洗濯物を干すスペースとしても活用でき、日当たりが良い点が魅力的です。
広さによっては子供が遊ぶスペースにすることなども可能であり、敷地に制限がある場合などはルーフバルコニーがおすすめです。
しかし注意点として、雨水を流すための排水溝や風雨の影響を受ける床面のメンテナンスを行う必要があります。
また、新たにルーフバルコニーを設置する場合は、面積の増加に繋がり、建築基準法に適応するかのチェックが必要になります。
ルーフバルコニーを設置する際の費用相場は約100万円〜約200万円です。
この金額はルーフバルコニーの広さや建物の状況によって変動する可能性があります。
屋上をくつろぎスペースにする
野外でくつろぐスペースを作るために屋上をくつろぎスペースにすることもおすすめです。
一般的に屋上は3階建ての住宅のイメージがありますが、総2階建て住宅でも設置することが可能です。
屋上スペースもBBQや洗濯物を干すスペースとして活用することができ、用途が多岐にわたる空間を作ることができるでしょう。
しかし建物の構造によっては屋上に出るまでが大変になってしまうケースなどもあるため、屋上スペースを採用する際はまずハウスメーカーの担当者に確認してみると良いでしょう。
また、屋上スペースは騒音や物や人が落下してしまうリスクがあるため、屋上スペースを作る際には柵をつけるなどの対策をしっかりと行う必要があります。
屋上スペースを設置する際の費用相場は約300万円です。
この金額はスペースの広さなどによって変動する可能性があります。
木造2階建て住宅をたてるのに費用を抑える方法
木造二階建て住宅を建てる際に費用を抑えたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
安全な建物を建築するためには柱や土台などでコストダウンすることはできないため、その他の箇所で費用を抑えましょう。
ここでは木造2階建ての費用を抑えるためのポイントを紹介します。
総2階建ての作りにする
費用を抑えて住宅を建築するためには総2階建てのシンプルな建物にすることが重要です。
建物を建築する際に費用を抑えるためには延べ床面積と凹凸の少ない建物にすることが重要です。
具体的には平面図では正方形に近い形で、階層ごとに床面積が近い2階建て住宅を建築することで使用する建材を削減することができ、基礎工事などの範囲を少なくすることが可能です。
木造軸組工法を選ぶ
木造軸組工法という工法を選択することで費用を抑えることが可能です。
木造軸組工法は日本で古来から使用されてきた工法です。
現在の注文住宅でも大半がこの工法で作られており、多くの工務店やハウスメーカーが採用している工法です。
間取りをシンプルにする
間取りをシンプルにすると費用を抑えることが可能です。
建築する際に個室をたくさん作ったり、複雑な間取りにするとその分職人の作業に時間がかかり、人件費の面でも費用がかかってしまうためです。
水回りをまとめる
費用を抑えるために水回りをまとめることも重要です。
水回りの設備は給排水管が必要であり、これらを別々の個所に配置することで、その分の工事が増えてしまいます。
2階建て住宅ではトイレを2箇所作るケースなどがありますが、1箇所のみにすることで費用を抑えることができます。
相見積もりで価格を比べる
費用を抑えるためには相見積もりをすることも重要です。
相見積もりとは複数の工務店やハウスメーカーから見積もりを取得し、その見積もりを比較することです。
依頼する業者によって建築に使用する部材や人件費、中間マージンが異なります。
また、工法は同じでも、使用する部材によって費用は大きく変動します。
これらの違いを明確にするためにも相見積もりが有効です。
また、ハウスメーカーなどは下請けの業者に工事を依頼するケースがあり、そのような場合には中間マージンが発生します。
中間マージンがあると支払う費用が増えてしまうため、事前に費用の違いを確認しておくと良いでしょう。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。
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