2024年12月25日更新

監修記事

二世帯住宅の費用相場を3つの住居タイプ別に紹介!施工事例や体験談も確認しよう!

二世帯住宅にかかる費用は、1,800万~5,400万円が相場です。本記事では、二世帯住宅の建築費用をもとに、成功談や失敗談を紹介しています。本記事をご覧いただくことで、二世帯住宅が家族に合っているのかが明らかになります。二世帯住宅を迷っている方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

まずは
無料のプラン比較から

二世他住宅の建築費用相場(建物本体のみ)

二世帯住宅のタイプ費用相場(建物本体のみ)
完全同居タイプ1,800万~3,600万円
完全分離タイプ3,000万~5,400万円
一部共有タイプ2,400万~4,500万円
二世帯住宅の建築費用相場

二世帯住宅の種類別の費用相場は上の表の通りです。それぞれ種類ごとの特徴を見ていきましょう。

住宅ローンの活用も検討しよう!

住宅の建築には高額な費用がかかります。

住宅ローンを活用すれば、年収300万円の場合、約2,000万円程度まで融資を受けられる可能性があります。

>>二世帯住宅の住宅ローンはこの記事で紹介!

>>二世帯住宅を建てるために必要な土地の坪数はこの記事で紹介!

完全同居タイプ|1,800万~3,600万円

建築費用相場1,800万~3,600万円
タイプの特徴・親世帯と子世帯で共有した間取り
・玄関やリビング、キッチン、浴室などは共有
おすすめな人費用を抑えて二世帯住宅を建てたい
完全同居タイプの一覧表

完全同居型は、生活の大半を親世帯と子世帯で共有し、生活する間取りのことです。

完全同居型では、以下の生活部分を共有することになります。

  • 玄関
  • リビング
  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面室
  • 階段

完全同居型は一緒に過ごす時間が多く、プライバシーの確保が難しくなります。

コンパクトな間取りで二世帯住宅を簡潔できるため、費用が最も抑えられる二世帯住宅の形式です。

完全分離タイプ|3,000万~5,400万円

建築費用相場3,000万~5,400万円
タイプの特徴・親世帯と子世帯を分けた間取り
・共用部分が必要ないため面積を広く取れる
おすすめな人互いにプライバシーをしっかりと確保したい
完全分離タイプの一覧表

完全分離タイプは、親世帯と子世帯を完全に分けた間取りのことです。

世帯間でスペースが分離しているため、プライバシーを確保したまま生活できます。

完全分離タイプは共用部分が必要なくなるため、一つひとつのスペースを広めに確保できます。

一部共有タイプ|2,400万~4,500万円

建築費用相場2,400万~4,500万円
タイプの特徴・玄関などの一部のスペースを共有
・親世帯と子世帯を各階で分けるケースが多い
おすすめな人程よい距離感で家族と関わりたい
一部共有タイプの一覧表

一部共有タイプは、玄関など一部のスペースを共有しながら、リビングやキッチン、浴室を分ける間取りです。

階数で分けることが多く、プライバシー確保が行いやすいです。

毎日顔を合わすことにはなるため、日常的にコミュニケーションを取ることになります。

【費用別】二世帯住宅の建て替え事例

二世帯住宅の建て替え・リフォーム事例をご紹介します。

約4,000万円|新築の完全分離二世帯住宅

建築費用約4,000万円
施工期間6か月
二世帯タイプ完全分離タイプ
新築の完全分離二世帯住宅の一覧表

親世帯と子世帯が住む完全分離型タイプ二世帯住宅の施工事例です。

玄関から分離することで、各世帯のプライバシーを徹底的に確保しています。

3階建ての住宅になっているため、一つひとつのスペースが広々としています。

まずは
無料のプラン比較から

二世帯住宅にかかる費用を抑える方法

「二世帯住宅を建てたいけれど、費用が高い…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ここからは、二世帯住宅にかかる費用を抑える方法を紹介します。

  • 仕様グレードを低く設定する
  • 間取りや外観をシンプルにする
  • 水回りの位置を各階揃える
  • 複数社に相見積もりを取る
  • 補助金や減税制度を受ける

順番に解説していきます。

仕様グレードを低く設定する

二世帯住宅を建てる際、仕様グレードを低く設定しましょう。

壁紙や天井材などは、リフォームが可能です。

リフォームのことを考え、優先順位を決めることで、優先すべき仕様が明らかになります。

設備機器は日常的に使用するため、グレードを低く設定しすぎると後々後悔します。

リフォームでの交換もできますが、決して簡単な工事ではありません。

新築で二世帯住宅を建てる場合には、水回り設備を一定のグレードに設定しましょう。

間取りや外観をシンプルにする

間取りや外観を複雑にすると、施工費が高くなります。

使用する建築材料も多岐に渡るため、安くの仕入れができません。

間取りや外観をシンプルにすることで、材料費や施工費が抑えられます。

間取りをシンプルにすることで、耐震性の向上も期待できます。

施工費や耐震性などを加味したうえで、正方形や長方形のシンプルな間取りも検討しましょう。

水回りの位置を各階揃える

水回りの位置を各階揃えることで、配管の位置が統一されます。

各階の水回り位置が揃っていることで、設備工事が簡単になるため、施工費が安く抑えられます。

二世帯住宅の場合、一部共有型のように共有設備を水回りにすれば、全体の建築費を抑えることが可能です。

水回りの扱いによって施工費や建築費が安くなるため、間取りを考える際に水回りの位置や個数、使用方法を考えましょう。

複数社に相見積もりを取る

二世帯住宅にかかる適正価格を明らかにするためにも、2社~3社に相見積もりを取りましょう。

1社のみに見積もりを取った場合、他社との比較・検討ができないため、適正価格がわかりません。

相場よりも高い費用を提示される場合があるため、複数社に相見積もりを取り、適正価格を明らかにすることをおすすめします。

補助金や減税制度を受ける

二世帯住宅の建築費を抑えるためにも、自治体の補助金や減税制度を利用しましょう。

代表的な補助金や減税制度は、以下の通りです。

  • 地域型住宅グリーン化事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • すまい給付金

補助金や減税制度には、申請期間や要件が定められています。

その他の補助金について知りたい方は、お住まいの自治体ホームページをご覧ください。

>>二世帯住宅で補助金をもらう条件はこの記事で紹介

二世帯住宅をこれから建てる人は知っておきたい注意点

二世帯住宅をこれから建てる人は、以下の点に注意しましょう。

  • バリアフリー設計が可能か確認する
  • 一緒に住む親族としっかり話し合う
  • リフォーム費用と比較する
  • 建物費用や土地購入費用以外にも諸費用がかかる

1つずつ順番に紹介していきます。

バリアフリー設計が可能か確認する

二世帯住宅を建てる際、バリアフリー設計が可能か確認しましょう。

親世帯のなかには、身体的問題に不安を感じている方がいます。

「親の介護が必要になったら考えればいい」と考える方もいますが、新築時に計画しておくことをおすすめします。

リフォームでバリアフリー設計を行う場合、廊下の増幅や居室の増設などの工事になる可能性があるからです。

莫大な費用が発生するので、新築時にバリアフリー設計を取り入れておくか、将来的にバリアフリーを設けられる計画にしておきましょう。

一緒に住む親族としっかり話し合う

二世帯住宅を建てる際、一緒に住む親族としっかり話し合いましょう。

事前に親族と話し合うべき内容は、以下の通りです。

  • 二世帯住宅の形式について
  • 生活導線について
  • お金について
  • 将来について

勝手にプランを決めてしまったり、お金の配分を決めてしまったりすると、トラブルの原因になります。

住み始めてから後悔しないためにも、一緒に住む親族としっかり話し合いましょう。

リフォーム費用と比較する

二世帯住宅を建てる際、新築とリフォーム費用を比較しましょう。

新築とリフォームで費用を比較することで、今住んでいる家をリフォームした方が良いか判断できます。

新築で二世帯住宅を建てて、ライフスタイルが変化した際に、リフォームする方法もあります。

二世帯住宅を建て始める前に新築とリフォームした場合の費用の比較を行うようにしましょう。

>>リノベーションの費用相場はこの記事で紹介!
>>リフォームの費用相場はこちらで確認!

建物費用や土地購入費用以外にも諸費用がかかる

二世帯住宅を建てる際、建物費用や土地購入費用以外にも諸費用がかかります。

かかってくる諸費用は、以下の通りです。

  • 住宅ローン借入手数料
  • 登記費用
  • 土地の仲介手数料

諸費用によっては、数万~数十万かかります。

諸費用のなかには、新たに手続きが必要な内容もあります。

諸費用の内容についてよく分からない方は、業者にサポートしてもらいましょう。

>>家の建て替えにかかる費用・諸費用はこの記事で紹介!

まずは
無料のプラン比較から

二世帯住宅を建てる場合に知っておきたい業者の選び方

ここからは、二世帯住宅を建てる場合に知っておきたい業者の選び方を紹介します。

  • 実績や施工事例が豊富な業者を選ぶ
  • 丁寧な対応の業者を選ぶ
  • アフターサポートやメンテナンスが充実している業者を選ぶ

1つずつ詳しく解説していきます。

実績や施工事例が豊富な業者を選ぶ

二世帯住宅が建てられる業者を選ぶ際、実績や施工事例が豊富な業者を選びましょう。

実績や施工事例が豊富な業者は、難しい施工にも対応してくれます。

実績や施工事例の確認は、要望に沿ったデザインやプラン、施工技術のチェックにも有効的です。

業者の実績や施工事例はホームページに掲載されているため、確認しておきましょう。

丁寧な対応の業者を選ぶ

二世帯住宅を建てる際の業者選びでは、担当者が丁寧に対応してくれるかどうかも確認しましょう。

実際に二世帯住宅を建てる際、何度も担当者との打ち合わせが必要です。

住宅を建てるためには、法律的問題や近隣関係など、さまざまな問題をクリアする必要があります。

担当者が丁寧な場合、違法性のない住宅が建てられたり、近隣問題が発生する前に対処してくれたりします。

また、丁寧に対応してくれる担当者は二世帯住宅に関する要望や提案などにも気持ちよく対応してくれるため、家づくりが楽しく感じるでしょう。

アフターサポートやメンテナンスが充実している業者を選ぶ

二世帯住宅を建てる際、アフターサポートやメンテナンスが充実している業者を選びましょう。

数十年住み続ける住宅の場合、定期的なメンテナンスが必要です。

アフターサポートやメンテナンスが充実している業者の場合、定期的なメンテナンスにも隅々まで対応してくれます。

アフターサポートやメンテナンスの内容は、業者のホームページや初回相談で確認しましょう。

二世帯住宅で受けられる補助金

ここからは、二世帯住宅で受けられる補助金として以下の3つを紹介します。

  • 地域型住宅グリーン化事業
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • すまい給付金

詳細については、以下の内容をご確認ください。

地域型住宅グリーン化事業

金額70万~140万円
期間令和6年度は未定
条件・主要構造が木造であること
・政府が対象としている中小工務店が建てた新築であること
・住宅タイプに基づいた採択通知以降に着工すること
・地域材を積極的に使用すること
地域型住宅グリーン化事業の一覧表

地域型住宅グリーン化事業とは、木材を使用した住宅に使用できる補助金のことです。

最大140万円の補助金を受けられます。

工務店の規模が限られていたり、着工のタイミングが定められたりするので、使用タイミングに注意が必要です。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

金額・評価基準型:80万円/戸
・認定長期優良住宅型:160万円/戸
期間令和6年5月13日~令和6年12月23日
条件・住宅性能向上に関するリフォーム工事
・三世代同居対応するリフォーム工事
・子育て世帯向けのリフォーム工事
・防災性の向上を行うリフォーム工事
(リフォーム工事に関する建物検査等の補助金を受ける場合はこちらを参照ください。)
長期優良住宅化リフォーム推進事業の概要

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の基本的な品質を向上させたい住宅が対象の補助金です。

リフォームがメインになるため、新築住宅は対象外です。

バリアフリー化のリフォーム工事についても、補助金を受けられます。

>>長期優良住宅はこの記事で紹介!

すまい給付金

金額給付額=給付基礎額(収入額によって決定)X 持分割合
期間令和6年度は未定
条件・工事予定の住宅所有者(持分保有者に限る)
・住民票にて工事予定の住宅に居住が確認できる
・収入額が510万円以下[8%時]
※10%時は775万円以下
・住宅ローンを利用しない場合は年齢が50歳以上の者
すまい給付金の一覧表

すまい給付金とは、消費税率引き上げによる住宅所得者の負担を緩和させるために設立された補助金のことです。

住まい給付金を利用することで、住宅購入や住宅ローンの負担が軽減します。

上手に利用できれば、二世帯住宅にかかる費用を抑えられます。

まずは
無料のプラン比較から

二世帯住宅の費用に関するよくある質問

二世帯住宅の費用に関するよくある質問を紹介します。

二世帯住宅に関する内容を深掘りしているので、ぜひ最後までご覧ください。

二世帯住宅はデメリットだらけって本当?

二世帯住宅には、メリットはもちろん、デメリットもあります。

二世帯住宅のメリットとしては、世帯間で助け合えることや不安を感じにくいことなどがあります。

二世帯住宅デメリットは、性格の不一致や価値観の違いでトラブルが生まれやすいことなどです。

二世帯住宅を考えている方はメリット・デメリットの両方を確認しながら検討しましょう。

土地ありで二世帯住宅を建てる場合にかかる費用は?

土地ありで二世帯住宅を建てる場合にかかる費用相場は、以下の通りです。

二世帯住宅のタイプ費用相場(土地あり)
完全同居タイプ2,100万~3,900万円
完全分離タイプ3,900万~6,300万円
一部共有タイプ2,800万~4,900万円
二世帯住宅土地ありの費用相場

土地探しからスタートする場合、土地購入のために手続きが必要です。

土地購入の時間がプラスされるため、建て替えやリフォームに比べ、建物完成までに時間を要します。

二世帯住宅完全分離型は予算2,000~2,500万円でも建てられる?

予算2,000~2,500万円であっても、完全分離型の二世帯住宅はご検討いただけます。

二世帯住宅で受けられる補助金制度はある?

位世帯住宅で受けられる補助金制度は「すまい給付金」になります。

すまい給付金とは、住宅ローンの負担を軽減させられる制度のことです。

他にも「地域型住宅グリーン化事業」「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などの、追加資金として受けられる補助金があります。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

無料の一括見積もりはこちら>>

一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

まずは
無料のプラン比較から

この記事の監修者プロフィール

【監修者】市村千恵

TOMORROW-MORNING

市村 千恵

まずは
無料のプラン比較から
無料建て替え
一括見積もりをする