注文住宅にはいくら必要?建売との違いや予算の決め方・注意点を解説

注文住宅の打ち合わせにはどれくらいの期間が必要なのか気になりますよね。打ち合わせ回数が増えると、時間的にも精神的にも負担が大きくなるので、少ない回数で効率よく進めることが大切です。この記事では、打ち合わせ期間の目安や効率良く進めるコツをご紹介します。

2024年11月28日更新

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注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅は、その名のとおり設備や仕様、間取り等を細かく注文してから建てる住宅を言います。

土地と建物がセットで購入できる建売住宅とは異なり、土地や施工会社など1から探すことが一般的です。

注文住宅と建売住宅(分譲住宅)の違い
注文住宅建売住宅
入居までの期間長い短い
価格高くなる傾向にある注文住宅より安く抑えられる
間取り・仕様自由に決められる自由に決められない
土地探し必要不要
打ち合わせ回数多い少ない
特徴建物現物が見られないため生活をイメージしづらい既に建っているので生活のイメージをしやすい

上記のとおり、注文住宅と建売住宅には異なる利点が多々あります。

注文住宅を検討する際には、建売住宅のメリットも考慮した上での判断がおすすめです。

この記事では、注文住宅にスポットをあてて種類やメリット、デメリットを解説します。

注文住宅の費用相場

国土交通省が発表している「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、土地代を除いた注文住宅にかかる平均的な費用は3,715万円です。

平均的な費用は3,715万円となりますが、エリアによって相場は大きく異なります。

【エリア別】注文住宅にかかる費用

エリア平均的な費用
(建物のみ)
首都圏4,015万円
三大都市3,956万円
その他のエリア3,502万円
出典:令和4年度住宅市場動向調査報告書

前途した調査報告書では、土地取得費用の平均を2,225万円としています。

つまり、土地代を含めた注文住宅にかかる平均的な費用は5,940万円となるでしょう。

上記はあくまでも平均値であり、住宅の規模やどの施工業者を選ぶかによって金額は大きく左右されます。

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注文住宅の種類

注文住宅と聞くとすべて自由に決められる印象を持ちますが、必ずしもそうではありません。

注文住宅は依頼先や予算などにより、大きく2種類の方法に分かれます。

種類1 細部までこだわるフルオーダー

フルオーダーの注文住宅は間取りや外観、内装など建設する住宅のすべてを自由に決められます。

一般的に注文住宅と聞いてイメージするのはフルオーダーなのではないでしょうか。

細部までこだわり、納得の家が建てられる一方、考えることが多くなり打ち合わせに時間がかかるデメリットもあります。

予算オーバーに注意

フルオーダーでは、家づくりにこだわった結果予算オーバーになるケースがあります。

種類2 決められたパターンを組み合わせたセミオーダー

セミオーダーの注文住宅は、いくつかの決められたパターンの中から間取りや外観を組み合わせて注文する方法です。

施工業者によって異なりますが、構造や水回りの仕様を自由に選べないケースがあり、こだわりの家を建てたい人には不向きかもしれません。

しかし、規格の間取りや設備から選択するためフルオーダーと比較すると建築コストを抑えられる利点があります。

注文住宅の構造

一口に注文住宅と言っても建物の骨組みである構造はさまざまです。

建物の構造は大きく分けると「木造住宅」「鉄骨住宅」「鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の住宅」の3種類に分けられます。

それぞれの構造の特徴を詳しく確認しましょう。

階数による構造の違いもある

階数による構造の違いについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

>>2階建てについて詳しく知りたい人はコチラ

>>3階建てについて詳しく知りたい人はコチラ

>>平屋について詳しく知りたい人はコチラ

1 木造住宅

木造住宅とは、日本で古くから使われている構造で主要な骨組みを木材で造っています。

木造は建築コストが抑えられるほか、天然素材の心地良いぬくもりを感じられる利点があります。

一方で、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などと比較すると耐震性の低さや害虫被害が懸念点です。

耐震性は工法により異なる

木造住宅は、木造軸組工法・木造壁組工法・木造丸太組工法などがあり工法により耐震性が異なります。

>>木造住宅のツーバイフォー工法について詳しくはコチラ

2 鉄骨住宅

鉄骨住宅は、鉄の柱や梁を用いた構造の住宅です。

マンションや橋の建設にも用いられ、耐久性の高さが特徴といえます。

柱1つあたりの強度が高いため、木造では実現できない大きなリビングや柱の少ない設計が可能です。

一方で木造と比較すると建築コストが高く、断熱性が低いデメリットもあげられます。

3 鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の住宅

鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造は、商業施設や高層マンションなどの大型施設に用いられる構造です。

鉄筋を中に入れコンクリートを流し込み柱や梁などの構造を作るため、耐震性や気密性に優れています。

他の構造と比べると建物自体の重量が重くなるため、強固な地盤が必要となり戸建建設には向かないケースもあります。

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注文住宅のメリット

注文住宅には以下のメリットがあげられます。

注文住宅のメリット
  • 自分好みの家に設計できる
  • オンリーワンの家が建てられる
  • 基礎工事から確認できる

それぞれ詳しく確認しましょう。

メリット1 自分好みの家に設計できる

注文住宅の最大のメリットは、自分好みの家に設計できることです。

設計の段階から自分たちで決められるため、ライフスタイルや好みに合わせて家を建てられます。

好みのハウスメーカー・建築事務所が選べる

建築条件付きの土地を除き、注文住宅では好みのハウスメーカーや建築事務所からプランを選べます。

部屋の間取りや広さ、設備など思い通りの住宅を建てたい人は注文住宅がおすすめです。

メリット2 オンリーワンの家が建てられる

建売住宅とは異なり、注文住宅はオンリーワンの住宅を建てられます。

とくにフルオーダーの場合は、外構な内装など依頼者自身が選んで決めるので、世界に1つの家となるでしょう。

ヨーロッパ風の家や、和モダンテイストな住宅など建造材1つからこだわれます。

メリット3 基礎工事から確認できる

注文住宅は工事開始から建設する様子を確認できます。

基礎工事や木工事など、完成後は隠れてしまう部分の工事まで見られるため、納得のいく住まいとなるでしょう。

建築の段階で疑問点や不安な点を質問できるのも、注文住宅の利点です。

注文住宅のデメリット

多くのメリットがある一方で、注文住宅には見逃せないデメリットもあります。

メリットとデメリットの双方を加味してから注文住宅の準備を進めましょう。

デメリット1 工期が長くなりやすい

注文住宅における最大のデメリットは設計から工事完了、引き渡しまでの期間の長さです。

注文住宅完成までには最低でも6ヶ月、一般的には8〜15ヶ月程度かかります。

気に入った土地が見つからないケースも考慮すると、完成までの期間はさらに長くなるでしょう。

土地探しが難航する可能性も考慮

注文住宅を建てようと計画していても、気に入った土地が見つからず半年経ってもまだ家づくりに取り掛かれないケースもあります。

デメリット2 費用が高くなるケースがある

注文住宅は建売住宅と比較すると費用が高くなる傾向にあります。

設計の自由度の高さから間取りや仕様にこだわり過ぎてしまい、その結果、建築コストや人件費が高くなります。

他にないデザインを求めた結果、流通量の少ない資材を使い費用が割高になってしまうこともあるでしょう。

デメリット3 打ち合わせ回数が多い

注文住宅は打ち合わせ回数が多いデメリットもあげられます。

建売住宅の場合、購入や契約に関する数回の打ち合わせで済みますが、注文住宅の場合には少なくとも10回以上の打ち合わせが必要です。

着工前・施工中・引き渡し前でそれぞれ打ち合わせが必要であるため、その都度時間を設ける必要があるでしょう。

土地の取得や手続きにも時間を要する

注文住宅は打ち合わせ回数の多さ以外に、土地の取得やそれに伴う費用の支払いなど、契約するまでの工程も複雑で手間がかかります。

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注文住宅の予算の決め方

注文住宅における予算の決め方は最も難しいポイントです。

予算不足により生活をひっ迫させないためにも、予算の決め方を確認しておきましょう。

決め方1 細部にこだわるなら建築費3,000万円台が目安

キッチンや浴室など家を構成する大きな設備以外に、壁や床、外観や外構にこだわると建築費のみで3,000万円台が目安となります。

屋根材や外壁などの部材にこだわり、理想の外観に近づけられるでしょう。

内装では、デザイン性の高い「無垢材の床」や「タイル貼りの壁」も実現可能です。

決め方2 建築費を抑えつつも希望を叶えるなら2,000万円台

建築費2,000万円台の注文住宅は、部分的な設備や仕様のグレードアップが可能です。

例えば、豪華なアイランドキッチンやペニンシュラキッチン、本格的な小上がり和室も実現できます。

しかし、外構も内装も充分にこだわるには予算が足りません。

外構は標準仕様にとどめるなど、優先順位を決めながらの設計となります。

決め方3 コストを抑えるなら建築費2,000万円以下の家も可能

無駄な装飾を抑えたシンプルな注文住宅であれば、2,000万円以下で建築可能です。

標準仕様の設備や凹凸のない外観を採用すれば建築コストを抑えられます。

いくつかの既成デザインや間取りから組み合わせるセミオーダーを採用することにより、作業にかかるコストを抑えられるハウスメーカーもあります。

>>ローコスト住宅について詳しく知りたい人はコチラ

注文住宅完成までの流れ

前途したとおり、注文住宅完成までには最低でも6ヶ月、一般的には8〜15ヶ月程度かかります。

完成までの流れは以下のとおりです。

注文住宅完成までの流れ
工程内容要する期間
1.情報収集ハウスメーカーや工務店の見学会で情報を集める1〜2ヶ月
2.予算と施工業者の決定収集した情報から予算や施工業者を決定する1ヶ月
3.土地探し注文住宅を建てる土地を探す3〜6ヶ月
4.住宅ローン事前審査施工業者から提示された見積もりをもとに事前審査を行う1週間
5.施工業務との契約・住宅ローン本審査注文住宅のプラン決定後、契約を行い同時進行で住宅ローン本審査を進める2〜4ヶ月
6.建築工事建築確認申請を行い工事を開始する3〜6ヶ月
7.完成・引き渡し内覧および完了検査を行い不具合がなければ引き渡される1ヶ月
住宅完成までの流れ

住宅ローン実行は完成および引き渡しのタイミングで行われます。

上記はあくまでも目安の期間です。

住宅完成までの流れについて詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

>>住宅完成までの流れについて詳しくはコチラ
>>注文住宅の請負契約は後から変更できる?

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注文住宅における打ち合わせのポイント

注文住宅における打ち合わせをスムーズに進めるためには以下のポイントが重要です。

注文住宅における打ち合わせのポイント
  • 施工業者とイメージを共有する
  • 予算を決めておく
  • 優先順位をつけておく
  • 要望をしっかりと伝える
  • ハウスメーカーの意見にも耳を傾ける

打ち合わせに時間をかけたくない人は、少ない回数でもしっかり相談ができるようにポイントを押さえておきましょう。

ポイント1 施工業者とイメージを共有する

打ち合わせをスムーズに進めたい場合、早い段階で施工業者とのイメージ共有が大切です。

施工業者側も理想とする家のイメージがわからないと、適切な提案ができず、お互い時間を無駄にしてしまいます。

理想のイメージを共有するためには、和風やモダンなどざっくりしたイメージだけでなく、実際の施工例が掲載されたカタログや写真の用意がおすすめです。

お互いのイメージのズレを早い段階で解消し、効率的に打ち合わせをしましょう。

ポイント2 予算を決めておく

建てたい家のイメージのみではなく、予算も明確にして共有しましょう。

施工業者側から見ると予算が決まっていれば、提案できる選択肢をある程度絞り込めます。

予算を曖昧にしていると、選択肢が多くなり決めるのに時間がかかるため注意してください。

最初に予算を決め、予算に合わせて設計を進めると効率良く打ち合わせが進められるでしょう。

ポイント3 優先順位をつけておく

注文住宅を建てる場合、こだわりたい条件の優先順位をつけるのも重要です。

すべてにこだわると予算が足りなくなり、打ち合わせにも時間がかかります。

使用頻度の高い箇所を優先すると満足度が高い

使う頻度が高い場所や人目につく部分はこだわり、その他は標準仕様にすると予算の中でも満足度の高い家が作れるでしょう。

ポイント4 要望をしっかりと伝える

打ち合わせをスムーズに進めるためには、要望をしっかりと伝えることが大切です。

不満をもったまま打ち合わせを進め、最終的に「やっぱり違った」となっては時間の無駄となります。

わからないことや不安なことは、その都度確認し、納得してから進めれば、効率的な打ち合わせができるでしょう。

ポイント5 ハウスメーカーの意見にも耳を傾ける

打ち合わせは、住宅の専門家であるハウスメーカーの意見が聞ける貴重な時間です。

このため、ある程度プランが決定していてもハウスメーカーの意見を聞いてみましょう。

素人にはわからない施工のポイントや、流行りの建材を提案してくれるかもしれません。

質問もあらかじめ決めておこう

打ち合わせの時間を効率よく使うためにも、質問内容など家で準備を整え有意義な時間となるように備えましょう。

注文住宅をおしゃれにするポイント

次に、注文住宅をおしゃれにするポイントを確認します。

実際の施工例をもとに解説するので、設計時の参考にしてみましょう。

ポイント1 斜めになった勾配天井を採り入れる

勾配天井を採り入れるとモダンでおしゃれな雰囲気の家となります。

勾配天井(こうばいてんじょう)とは

斜めになっている天井のことで、空間のアクセントになると同時に、天井を高くし部屋を広く見せる効果があります。

おしゃれさはもちろん、スペースが限られたなかで開放感を出したい人にもおすすめです。

ポイント2 窓を大きくする

大きな窓は部屋におしゃれさのみではなく開放感をもたせられます。

採光が得られると室内が明るくなり、温かみのある雰囲気にできるでしょう。

窓からの景色で印象が大きく変わります

中庭や車庫など、窓から見える景色のデザインにもこだわることで高級感のある雰囲気となります。

ポイント3 壁や天井はシンプルに

高級感のある空間にしたいときは、壁や天井はシンプルなデザインがおすすめです。

壁や天井が目立つデザインだと、空間全体が雑然とした印象になり、高級感を出すのが難しくなります。

内装をシンプルにしておくことで生活感が表れにくくなり、おしゃれなインテリアも楽しみやすくなるでしょう。

ポイント4 木材の種類にこだわる

おしゃれな高級感を出したいときは、使用する木材にもこだわりましょう。

ウォールナットのような落ち着いた色の木材を使うと高級感を出しやすくなります。

同じ木材でも木目によって大きく印象が変わるため、高級感出したい場合は、木目を統一するとよいでしょう。

木目クロスや木目天井の選択肢も

昨今では本物の木のような木目クロスや木目天井も多く流通しています。本物の木よりも施工費を抑えられる利点があるため比較検討してみましょう。

ポイント5 造作家具を取り付ける

リビングやキッチンの形に合わせて造作家具を設置すると空間に統一感が生まれ、おしゃれで高級感のある印象になります。

造作家具(ぞうさかぐ)とは

フルオーダーやセミオーダーでつくる家具で、家の形やデザインに合わせて作成できます。

一般的に造作家具は費用がかかりますが、部分的に採り入れると費用を抑えつつ統一感のある空間が作れるでしょう。

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注文住宅の打ち合わせで注意すべきこと

注文住宅の打ち合わせでは、さまざまな注意点があげられます。

着工前・建設中・引き渡し前の工程ごとに注意点を確認しておきましょう。

着工前

着工前の打ち合わせにおける注意点は以下のとおりです。

着工前の打ち合わせにおける注意点
  • 入居後の生活を具体的にイメージする
  • 希望が叶わないケースも視野に入れる
  • 予算と見積もり金額を照らし合わせ調整する
  • 打ち合わせの記録を取る

注文住宅は、実際に入居すると思っていたイメージと違ったというケースをよく耳にします

例えば開放感のある大きな窓は素敵ですが、視線が気になる点や冷暖が効きづらいデメリットがあるでしょう。

ほかにも、吹き抜けを設置したけれどメンテナンスが大変だったとの声も聞かれます。

着工前には設備や間取りのメリットとデメリットを理解する必要があるでしょう。

入居後の生活を具体的にイメージしてから着工すると失敗が少なくなります。

希望の設備や間取りが叶わないケースもある

家の強度を保つため、構造上取り除けない柱などがあるため、希望が叶わないケースがある点にも注意しておきましょう。

予算をオーバーしている場合には、費用を抑える方法について建設会社と打ち合わせします。

見積もり金額と予算を照らし合わせて、不要なオプションや設備を調整し希望の予算に近づけましょう。

打ち合わせ記録を取ろう

注文住宅でトラブルはつきものなので、打ち合わせ記録は残しておくべきです。思っていた仕上がりと違うとき、自分の勘違いなのか施工会社のミスなのかを判断できます。

建築中

建築中には現場確認が大切です。

建築が始まると打ち合わせの回数は減りますが、打ち合わせと違う点がある場合は、早めに住宅会社に相談しましょう。

たとえ向こうのミスであっても、工事が進んでからでは対応しきれないことがあります。

疑問を感じた段階で確認し、必要があれば対応してもらいましょう。

引き渡し前

建物が完成したら、完成検査(施主検査)を行います。

完成検査では、依頼通りに仕上がっているかの最終確認を行います。

気になる部分があった際には、引き渡し前に是正してもらい、その上での引き渡しとなるので遠慮せずに指摘しましょう。

完成検査承諾後は修正できない

完成検査を承諾したあとからの修正は不可であるため、傷や汚れ各設備に不備がないかなどを入念に確認しましょう。

【Q&A】注文住宅におけるよくある質問

注文住宅の平均的な費用はいくらですか?

国土交通省が発表している「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、土地代を含まない注文住宅の平均的な費用は3,935万円です。

同調査によると土地取得費用の平均は1,819万円であるため、建物本体と土地取得費用を合算すると5,685万円が平均的な費用となります。

注文住宅と建売はどちらが安くすみますか?

注文住宅と建売の価格は、地域や施工会社で左右されるため、一概にどちらが安いとはいえません。

しかし、住宅金融支援機構が発表している「2022年度フラット35利用者調査」によると、全国的に見て建売よりも注文住宅の方が975.1万円高い結果となっています。

建築家や設計コンサルなど、さまざまな手が携わる注文住宅と比べて、同じデザインや工法を用いる建売の方が安くすむ傾向にあるでしょう。

家を建てる場合どの程度の年収が必要ですか?

一概に、家を建てるために必要な年収はなく、返済負担率で判断します。

一般的な住宅ローンの返済負担率は年収の5倍程度と言われており、年収500万円であれば総額2,500万円程度の借入れが可能です。

建てる家の金額や住宅ローンの借入額によって、必要な年収は異なります。

家を建てている人の年収は600〜800万円が最多

国土交通省が発表している「令和4年度住宅市場同行調査報告書」によると、注文住宅を建てた人の年収は600〜800万円が最多でした。

家を建てるためには何回くらい打ち合わせが必要ですか?

家を建てるために必要な打ち合わせは10〜15回程度です。

打ち合わせの内訳は以下のとおりとなります。

打ち合わせの内訳
工程打ち合わせ回数
着工前5〜10回
施行中3〜5回
引き渡し前1〜3回

回数は人や業者によりさまざまであり、回数に制限はありません。

完成後のトラブルを避けるためにも、打ち合わせは納得いくまで行いましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

マザーハウス 石田工務店

久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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