平屋の新築相場はいくら?費用を左右するポイントやメリットを紹介!

平屋の建築費用相場は2,000万〜4,000万円です。
この記事では、平屋の価格相場を中心に、メリットとデメリットや失敗しない平屋選びのポイントまで徹底解説します。平屋を検討中の方に役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
2024年12月17日更新
監修記事
平屋の新築相場はいくら?費用を左右するポイントやメリットを紹介!

平屋の建築費用相場は2,000万〜4,000万円です。
この記事では、平屋の価格相場を中心に、メリットとデメリットや失敗しない平屋選びのポイントまで徹底解説します。平屋を検討中の方に役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。
2024年12月17日更新

目次
平屋の相場はいくら?
平屋の価格相場は、2,000万円~4,000万円です。
2023年度 フラット35利用者調査によると、建物本体価格を主とする平均所要資金は3,863万円となっています。
家の価格は「延べ床面積」×「坪単価」と表すことで比較検討しやすくなります。
理想とする平屋を予算内で実現するためにも、延べ床面積と坪単価のをしっかりと把握しておきましょう!
延べ床面積とは、建物のすべての階の床面積を合計した面積のことです。
標準的な住宅の延べ床面積は25〜40坪程度で、部屋数と各部屋の広さのほか、水まわりや収納、廊下などの広さによって変わります。
たとえば1階が70㎡、2階が50㎡の家の場合、延べ床面積は120㎡です。
平屋ではすべての部屋が1階にあるため、1階の床面積がそのまま延べ床面積となります。
坪単価とは、住宅の建築費用を延べ床面積の坪数(1坪=2畳=約3.3㎡)で割った価格のことです。
標準的な住宅の坪単価は60万〜100万円と大きな幅があり、建てる地域や建物の形状、間取り、選ぶ建材や設備のグレードなどの要因で変わります。
たとえば、3,000万円の工事費で延べ床面積が40坪の場合、坪単価は75万円になります。
坪単価は異なる面積の建物を比較する際に便利な指標ですが、ハウスメーカーによって算出方法が異なる場合もあるため、注意が必要です。
平屋の間取りごとの価格相場
平屋の価格は間取りによって大枠が決まります。
1LDK、2LDK、3LDKと部屋数が増えるごとに延べ床面積も大きくなり、間仕切り壁や窓やドア、設備機器なども増えていくからです。
以下の表に、間取りごとの価格相場のめやすをご紹介します。自分たちに合った家とその相場感を理解して、この記事の内容を順に読み進めてください。
間取り(延べ床面積) | 価格相場のめやす |
---|---|
1LDK (延べ床面積:15〜25坪) | 2,000万~2,500万円 |
2LDK (延べ床面積:20〜30坪) | 2,000万〜3,000万円 |
3LDK (延べ床面積:25〜40坪) | 2,500万〜4,000万円 |
住宅の間取りは部屋数によってnLDKと表記されます。
「n個の寝室」とリビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)やその他の水回りを含む間取りを示し、一般的に以下のような家族構成に対応しています。
- 1LDK:1~2人:ひとり暮らしや夫婦2人
- 2LDK:2~3人:夫婦2人+予備室や子供部屋を作れる
- 3LDK:3~4人:夫婦2人+子ども部屋を2つ作れる
平屋の価格を左右するポイントとは?

平屋の価格は、さまざまな要因によって大きく変わります。ここでは、平屋の価格を左右するポイントを順番に見ていきましょう。
ポイント1:延べ床面積の広さ
平屋の価格を決める最大の要因は広さです。たとえば、20坪の平屋と40坪の平屋では、単純計算で2倍の価格差が生じます。
ただし、広さが増えていくと坪単価は若干下がる傾向にあるため、正確には2倍にはなりません。
これは家全体の広さや部屋数に対して、キッチンやトイレ、浴室、給湯設備などのとくに費用がかかる部分はあまり増えないからです。
また家と一体になったビルトインガレージや物置がある場合は、その部分も延べ床面積に含まれ、住居部分に近い費用がかかることにも注意しましょう。
家族構成や敷地条件に適した、必要十分な広さを明確にすることが大切です。
ポイント2:間取りと部屋数
同じ広さでも、間取りによって坪単価が変わります。
たとえば同じ30坪の平屋でも、2LDKに比べて3LDKの方が価格も高くなりやすいです。
部屋数が多くなれば、それだけ間仕切り壁や建具の数も増え、照明器具や空調換気設備も増えるため、床面積に対する単価に影響します。
むやみに部屋数を増やさず、家族のライフスタイルに合った効率的な間取りにすることが大切です。
ポイント3:建材や設備のグレード
建材や設備のグレードは平屋の坪単価に大きな影響を与え、屋根材、内装材、水回り設備などの選び方によって、価格に大きな差が生じることもあります。
以下の表は、主な建材や設備のグレードによる価格差を示しています。
項目 | 価格差の例 |
---|---|
屋根材 | 低グレード → 高グレード:1.5〜2倍 |
外壁材 | 低グレード → 高グレード:1.5〜3倍 |
内装材 | 低グレード → 高グレード:2〜10倍 |
水回り設備 | 低グレード → 高グレード:2〜3倍 |
空調換気設備 | 低グレード → 高グレード:1.5〜3倍 |
このように、建材や設備はグレードによって価格に数倍もの差が生じることがあります。
高級感や機能性を求めるほど価格は上がるため、自分たちのニーズと予算のバランスを考慮しながら、適切なグレードを選択することが大切です。
ポイント4:断熱材の厚さとグレード
近年の住宅は高気密高断熱化が進んでおり、断熱材の厚さやグレードも価格に大きく影響しています。
平屋では、同じ床面積の2階建てに比べて屋根と1階の床面積が広いため、室内空間を外気から遮断する断熱材の面積も大きくなります。このため、断熱材の単価の影響が大きくなるのです。
断熱は快適な住まいの重要な要素であり、価格と性能がほぼ比例します。費用対効果をよく検討して選びましょう。
ポイント5:基礎と地盤改良の費用
平屋の特徴である広い基礎は、価格に大きな影響を与えます。
2階建てと比べて基礎面積が広いため、基礎のコンクリートや鉄筋の仕様が価格に直結するとともに、地盤改良費用も比例して高くなる傾向があります。
とくに軟弱地盤の場合、この費用はさらに跳ね上がる可能性があるでしょう。
平屋の建築を検討する際は、事前に適切な地盤調査を行い、必要な対策とそれにかかる費用を正確に把握しておくことが重要です。
なぜ平屋は2階建てより高くなりやすいの?
一般的に平屋は2階建てよりも価格が高くなりやすいです。その理由について詳しく見ていきましょう。
平屋が高くなる要因1:基礎が広くなる
平屋の場合、基礎の面積は総2階建て住宅のおよそ2倍になります。
たとえば延べ床面積が40坪の場合、総2階建てなら各階20坪のため基礎も20坪ですみますが、平屋では40坪全体を支える基礎工事が必要です。
基礎工事は住宅全体で見ても高額な部分であり、地盤改良工事の費用にもそのまま影響するため、この差は非常に大きいと言えるでしょう。
平屋が高くなる要因2:屋根が広くなる
平屋では、同じ延べ床面積の2階建てに比べて屋根面積が広くなるため、屋根材の材料費や施工かかる費用が大きくなります。
また、屋根を支える柱や梁は積雪や風圧に耐える強度を確保する必要があり、プランや地域によっては価格差がさらに大きくなることもあります。
平屋が高くなる要因3:断熱材が増える
1階の床下と屋根には、外気からの冷気や熱を遮断するための断熱材が必要です。
平屋ではそれらの面積が広くなるため、断熱材の量も2階建てよりも多くなる傾向があり、価格を上げる要因になっています。
一般的に平屋は2階建てより割高になりますが、平屋にすることで安くなるケースもあります。
たとえば平屋は足場や階段を省略しやすく、水回りも一か所に集約出来れば、配管工事費用を抑えやすいです。
またワンフロアにまとまる動線の良さを活かし、床面積を減らしてコンパクトに設計できるケースもあります。
一般的に小規模な家ほど平屋が向いているため、近年では価格を抑えるための商品として平屋が提案されるケースも増えています。
平屋のデメリットとは?
平屋には多くの魅力がありますが、さまざまなデメリットもあります。
以下のような平屋の特性をしっかり理解しておくことで、住まい選びでの失敗を避けられるでしょう。
広い敷地が必要
平屋はすべての部屋が1階に配置されるため、2階建てと比べて広い敷地を必要とします。
そのため都市部など土地価格が高い地域では、十分な広さの土地を確保しにくいこともあります。
また、建ぺい率にも注意が必要です。建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の水平投影面積(建築面積)の割合の上限を定めたものです。
たとえば、建ぺい率が60%の地域では、40坪の土地に対して建物の建築面積が24坪までに制限されます。
平屋では2階建ての2倍近い建築面積となるため、希望通りの広さの平屋を建てられない可能性があります。
建築費用が高くなりやすい
前述したように、平屋では基礎や屋根の面積が大きくなるため建築価格が高くなりやすいです。
ただしこれはあくまで一般論であり、プランの工夫次第では2階建てと価格が変わらないか、下げられる可能性もあるでしょう。
日当たりや眺望、プライバシーの確保が難しい場合がある
平屋はすべての部屋が1階にあるため、周辺環境によっては日当たりや通風、眺望が確保しにくいことがあります。
とくに周囲に高い建物などがある場合、日当たりや開放感が不足する可能性もあります。
また道路沿いや近隣との距離感が近いと、視線が通りやすいです。敷地環境について、事前にしっかり確認しておきましょう。
空間が単調になりやすい
平屋の家は空間の変化や起伏に乏しくなりやすい特徴があります。
平屋は2階建ての縦元の違いすべての部屋がワンフロアにあるため視線の動きが少なく、2階建てのように階ごとに眺望が変わったり、空間に変化をもたらす吹き抜けや階段がありません。
天井の高さや勾配、異なる床材の使用、間接照明の工夫など、空間に変化をつけるデザインの手法によって、単調さを緩和することが大切です。
防犯性が低下しやすい
平屋は寝室を含めてすべての部屋が1階に配置されるため、外部から侵入しやすく感じられ、心理的な防犯性について不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
窓ガラスには防犯フィルムを貼付けたり、面格子やルーバーを導入することが効果的です。また、屋外に防犯カメラやフラッシュライトを設置するなどの対策もおすすめです。
水害に弱くなりやすい
平屋は浸水時には逃げ場となる2階部分がないため、特定の地域では水害への配慮も重要です。
土地選びや平屋を検討する際には、ハザードマップを確認し、安全性を確認しておきましょう。
また立地条件によっては基礎と土台のかさ上げなどの対策を検討しておくことも有効です。
平屋のメリットとは?

平屋に人気が集まっているのは、多くの魅力的なメリットがあるからです。以下に、平屋の主なメリットを紹介します。
バリアフリーで生活しやすい
平屋の最大のメリットは、階段なしで生活できる点です。
上下階への移動がないという特徴から、日常の生活動線が効率的で負担の少ない家が実現できます。
また、平屋の室内は基本的に段差がなく、移動がスムーズで安全性も高いバリアフリー空間となります。
高齢者や小さなお子さんにも優しく住みやすく、将来的な加齢や身体的変化への対応もしやすいため、長期間安心して住み続けられる家となるでしょう。
家族とのつながりを感じやすい
平屋はワンフロアの生活によって家族全員との距離感が縮まり、お互いの気配を感じやすいことも特徴です。
リビングを中心に部屋を配置することで、自然とコミュニケーションが増え、家族が一緒に過ごす時間も増えるでしょう。
ただし、気配を感じやすい間取りはプライバシーが不足しやすいため、家族のライフスタイルに応じて工夫した設計が大切です。
空間デザインの自由度が高い
平屋は1階の空間の上部に2階の位置を考慮する必要がないため、天井を高くしたり勾配をつけるこもできます。
また構造計算上も、2階建てよりも耐力壁の量を少なくできるため、間取りの自由度が高くなります。
このようなデザインの自由度を活かせば、開放的な空間を創出し、将来の変化にも対応しやすく自分らしい住まいづくりが実現できるでしょう。
水回りを集約できる
平屋は1階にトイレ・洗面所・風呂など水回りを集約されるため、家事動線を効率化した使いやすい間取りにできます。
また、水回りを一か所へ集中配置することによって配管工事が簡素化され、建築費を削減できるメリットもあるでしょう。
メンテナンスがしやすい
平屋は高さが低いため、外壁や屋根のメンテナンスが容易になります。
外壁や窓のほとんどに手が届くため、こまめな清掃やメンテナンスが可能です。
また将来的に修繕を行う際にも、2階建てに比べて足場を組む手間が減らせるため、費用を抑えられます。
このように、長期的視点から見て維持管理の手間と費用が軽減されることも平屋の特徴です。
地震に強く、安全性が高い
平屋は高さが低く建物全体の揺れの量が少なくなるため、地震の影響も比較的小さい傾向があります。
また、すべての部屋が1階にあるため地震や火災時の避難もスムーズになり、心理的な安心感が得られることも大きなメリットになるでしょう。
工期が短い
平屋の建築工事期間は、2階建てに比べて短いことが一般的です。
これは構造がシンプルで高所作業も少なく、内外装工事の効率が高いことや設備配管の集約などが主な理由です。
工期短縮によって現場経費を圧縮して価格を下げられるだけでなく、仮住まいの期間やそれにともなう諸費用の削減にもつながり、経済的にもメリットがあります。
平屋の価格を抑えるコツとは?シンプルでコンパクトな間取りが鍵!

平屋は高いと思われがちですが、価格を抑えるためにいくつかの効果的な方法があります。ここでは、押さえておきたい5つのコツをご紹介します。
1. 床面積を抑え、部屋数を少なくする
平屋の価格を抑える最大のポイントは、床面積を必要最小限に抑え、部屋数を減らすことです。
このため、家族の人数や生活スタイルに合った、無駄なく快適に暮らせる適切な広さと間取りを選ぶことが大切です。
また現在の暮らしだけでなく、将来の変化も考えておく必要があります。
たとえば、広めのリビングの一角を引き戸で仕切れるようにするなど、フレキシブルな間取りを検討してみましょう。
2. リビング中心に部屋を配置する
平屋では、すべての部屋がワンフロアにあるため、2階建てに比べて廊下が長くなりがちです。
そこで、リビングを中心にしてそこから各部屋に入るような間取りにすると、廊下を減らしてスペースを有効活用できます。
これにより、少ない床面積でも必要な部屋の広さを確保でき、動線が合理的になって暮らしやすさも向上します。
3. 屋根形状をシンプルにする
平屋の大きな屋根は、外観デザインだけでなく価格にも大きく影響します。
複雑な形よりも切妻型や片流れ型などシンプルな形を選ぶことで、全体の価格を下げやすくなります。
これは、屋根材料の面積が少なくなるだけでなく、棟や谷、雨どいなどが減り、屋根を支える梁や垂木の工事費も少なくなるためです。
ただし、デザイン性や機能性とのバランスも大切です。
たとえば、太陽光パネルを載せやすい形状にしたり、雪の多い地域では落雪に注意した形状を選ぶなど、さまざまな条件に合った屋根の形を考える必要があります。
4. 天井高さを上げて狭さをカバーする
床面積を抑えながら開放感を高めたいときは、平屋の特徴を活かして天井を高くすることが効果的です。
高い天井は空間に広がりを与え、少ない床面積でも狭さを感じさせません。ただ高くするだけでなく、屋根の形に応じて天井に勾配をつければ、さらに広がり感が得やすいです。
また、高い天井を利用してロフトや小屋裏収納を設置するなど、空間を立体的に活用できます。
ただし、天井が高すぎると冷暖房効率が悪くなったり耐震性が低下する可能性もあるため、適度な高さを選ぶ必要があります。
平屋で失敗しないために押さえたいポイントとは?

平屋の魅力を最大限に活かし、将来にわたって満足できる住まいを実現するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
ここでは、平屋選びで失敗を避け、長く快適に暮らすためのポイントをご紹介します。
土地条件の適合を確認する
まず、土地の環境や法令をよく確認することが重要です。
平屋は同じ延べ床面積の2階建てに比べて、広めの敷地を必要とします。
建ぺい率の制限も受けやすくなるため、十分な間取りや面積を確保することが難しくなったり、カーポートや物置を建てられなくなるケースもあります。
信頼できる工務店やハウスメーカーに相談し、その土地に無理なく平屋が建てられるかどうかを判断しましょう。
家族構成やライフスタイルと合っているかを確認する
家族構成や生活スタイルが、平屋に合っているかどうかをよく検討しましょう。
現在の家族構成に目が行きがちですが、将来の変化も見すえて判断することが大切です。
たとえば、小さなお子さんの子育て中の家庭では、コンパクトで気配が感じやすい平屋の間取りが向いています。
しかし、年頃になればプライバシーが求められたり、より多くの個室が必要になるかもしれません。
平屋の良さを活かしたプランを選ぶ
平屋を選ぶときは、その特徴を活かした間取りやデザインを検討しましょう。
ワンフロアの利点を生かした合理的な動線計画や開放的な空間デザイン、庭との連続性を意識した設計など、工夫を凝らすことで快適な空間を創出できます。
また、将来的に間取りを変更する可能性がある場合には、間仕切り壁の移動などの改修が可能なプランかどうかについても確認しておきましょう。
日当たり・風通しの確認を忘れずに
平屋は2階建てに比べて周辺環境の影響を受けやすく、日当たりや風通しが確保しにくい傾向があるため、隣の建物や道路などの条件をよく確認することが大切です。
また、季節ごとの日射角度や風の通り道を考慮した、十分な採光と通風が得られる間取りを選びましょう。
プランや見積もりを複数社に依頼して比較する
平屋は特有の工夫やノウハウが求められるため、平屋を得意とする、実績豊富な複数の業者に依頼して比較検討しましょう。
単純な価格の比較だけでなく、提案内容の質やアフターフォローを含めて総合的に判断し、信頼できる業者を選定することが大切です。
よくある疑問に答えます!平屋のQ&A
- 平屋の建築費相場はどのくらい?
-
平屋の建築費相場は2,000万〜4,000万円です。
建築費の相場 2,000万〜4,000万円 坪単価 60万〜100万円 延べ面積のめやす 25〜40坪 実際の建築費用は、地域や建材のグレード、設備の選択などによって変わります。
また、近年の資材価格の上昇や人件費の高騰により、建築費用が上昇傾向にあることにも注意が必要です。
- 平屋を2階建てより安く建てられる?
-
一般的に平屋は2階建てよりも価格が高くなる傾向がありますが、とくにコンパクトな家では、価格が逆転するケースも少なくありません。
たとえば、ひとり暮らし向けの1〜2LDK(15〜20坪程度)の家では、2階建てよりも安く建てられる可能性が高まるでしょう。
- 平屋の建築期間はどのくらい?
-
平屋の一般的な建築期間は、3〜5か月程度です。
2階建てに比べて半月〜1か月ほど短くなる傾向があります。ただし、建物の規模や仕様、気候条件などによっても異なるため、見積もり時に詳しく確認しておきましょう。
- 平屋でも太陽光発電システムは設置できますか?
-
平屋でも太陽光発電システムを設置できます。
むしろ平屋は屋根面積が広いため、多くのパネルを効率よく設置できる可能性があります。
ただし、屋根の形状や向き、周囲の環境によって発電効率が変わるため、専門家に相談して最適な設置プランを立てることが重要です。
- 平屋を将来2階建てに増築できますか?
-
技術的には可能ですが、実際には困難なケースが多いです。
平屋は2階の重量に耐えられるよう設計されていないため、これを2階建てに増築する場合、耐震性能を確保するための大規模な補強工事が必要になります。
平屋に増築を考えている場合は、最初から2階建てを検討するか、平屋のまま平面的に増築できるようなプランをおすすめします。
建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?
ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。
注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。
そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!
実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

IEMUS
岩納 年成
大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。
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