2LDKの平屋の坪数はどのくらい?間取りや建築費用を紹介!

平屋 新築 2ldk

2LDKの平屋は、おしゃれなデザインと快適な暮らしを両立できる人気の間取りです。本記事では、必要な土地面積の計算方法や建築費用相場、世代別のおすすめ設計プラン、メリット・デメリット、さらに間取りのアイデアや注意点を詳しく解説します。

2024年12月19日更新

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2LDKの平屋は何坪必要?

2LDKの平屋を建てるのに必要な坪数は、20坪から30坪程度です。

この広さは夫婦二人、子ども一人の3人暮らしで快適に過ごせる広さといえます。

間取りとしてはリビング・ダイニング・キッチン(LDK)を15畳前後、寝室を6畳ずつ2部屋設ける場合、20坪では少し窮屈に感じることでしょう。

30坪に近づくと収納や廊下スペースも十分確保でき、ゆとりある間取りが実現可能です。

土地の広さや形状によっても最適な坪数は変わるため、具体的な設計に入る前に、建築業者に相談することが大切です。

>>1LDKの平屋はこの記事で紹介!

2LDKの平屋に必要な土地面積の計算方法

2LDKの平屋を建てるための土地面積は、以下の計算で求められます。

建ぺい率×建築面積=土地面積

平屋の魅力を最大限引き出すには、広い土地を選ぶことがポイントになります。

建ぺい率とは?

建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合を示すもので、地域によって異なります。

たとえば、建ぺい率が50%の場合、建築面積が25坪の平屋を建てるには、最低50坪の土地が必要です。

2LDKの平屋の建築費用相場

2LDKの平屋の建築費用は20坪の場合約2,000万円が費用相場になります。

建築面積や使用する素材や土地の条件など、さまざまな要因で価格は変動しますが、おおよその建築費用相場は以下の通りです。

坪数建築費用相場
20坪2,000万円~
30坪3,000万円~
40坪4,000万円~
50坪5,000万円~
坪数ごとの2LDKの平屋の建築費用相場

建築費用には、基礎工事や設備費用、内装の選択が含まれます。

20坪程度であればコンパクトな設計で費用を抑えられる一方、50坪に近づくほど広々とした間取りが実現できます。

オプションで設備を充実させる場合や外構工事を追加する場合は、費用が上乗せされるため、事前に予算計画を立てることが大切です。

>>平屋の建築費用相場はこの記事で詳しく紹介!

500万円で家は建つ?

平屋のローコスト住宅を予算500万円で建てるのはかなり難しく、最低でも2,000万円の資金が必要です。

詳しくは以下の記事でご紹介しています!

>>500万円で新築平屋は建てられる?ローコスト住宅の間取りや注意点も解説

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世代別2LDKの平屋のおすすめ間取り

各世代に適した2LDKの平屋の間取りは、以下の表の通りです。

世代おすすめ間取りの特徴
20〜30代家事動線を意識したオープンなLDK+広めの収納スペース
30〜50代子どもの成長に対応できる間取り+多目的に使えるスペース
シニア世代バリアフリー設計+使いやすいコンパクトな間取り

20〜30代におすすめの間取り

20〜30代には家事の負担を軽減する、家事動線を意識した間取りが人気です。

たとえば、キッチンからリビング、洗濯スペースへの移動を最短距離で設計することで、家事の効率化が図れます。

この世代は荷物が増えがちな傾向にあるため、広めのウォークインクローゼットやパントリーなど、収納スペースを多めに確保することがポイントです。

リビングは家族や友人が集まりやすいオープンな空間とすることで、コミュニケーションの場を設けられます。

30〜50代におすすめの間取り

30〜50代の間取り設計では、家族の成長やライフステージの変化に柔軟に対応できる設計がおすすめです。

子ども部屋として利用できる6畳の個室を2部屋設けることで、プライバシーを保ちながら家族間の生活リズムを尊重できます。

また、リビングに隣接する多目的スペースを作り、在宅勤務や趣味の部屋として活用できる柔軟な設計もおすすめです。

この年代では、生活動線の効率性と同時に、将来的なリフォームのしやすさも考慮した設計が重視されます。

シニア世代におすすめの間取り

シニア世代向けの2LDK平屋は、バリアフリー設計と使いやすいコンパクトな間取りがおすすめです。

たとえば、段差をなくした設計や、広めのトイレと浴室を確保することで、身体への負担を軽減できます。

また、寝室と浴室を近接させることで夜間の移動を安全にする工夫も有効です。

庭に面したリビングを設計することで、自然を感じながら快適に過ごせる空間を演出できます。このような設計により、老後も安心して暮らせる住まいを実現できるのです。

2LDK平屋づくり6つのポイント

2LDKの平屋を快適に建てるためには、以下の6つのポイントを押さえることが重要です。

  1. 開放的な空間をつくる
  2. 生活スペースを広くとる
  3. 家事動線を意識する
  4. 家族間のプライバシーを考慮する
  5. 防犯性能を高める
  6. 優先順位を考える

1開放的な空間をつくる

2LDKの平屋では、限られたスペースを広く見せる工夫が大切です。

そのため、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)を一体化させたオープンな空間設計がおすすめです。

吹き抜けを設けることで、縦方向の広がりを感じられます。また、大きな窓を採用すると自然光がたっぷり入り、室内がより明るく開放的になります。

平屋特有の天井の低さを感じさせない工夫があれば、より快適な環境にできるのです。

2生活スペースを広くとる

2LDKの平屋では収納スペースを十分確保しつつ、リビングや寝室などの生活スペースを広くとることが重要です。

具体的には壁面収納や床下収納を活用することで、空間を無駄なく使えます。

廊下を短くすれば、リビングや寝室の面積を広げられます。

限られたスペースを最大限活用することで、より快適な住まいを実現できるのです。

3家事動線を意識する

家事がスムーズに行える動線設計は、平屋の大きな魅力です。

キッチンから洗濯機や物干し場までの距離を短くすることで、日々の負担を軽減できます。

またリビングを中心に各部屋がつながるよう配置することで、家族の動きがスムーズになります。

動線を意識した設計は家事の効率化だけでなく、家族全員の快適な暮らしにも直結する大切な要素です。

4家族間のプライバシーを考慮する

家族間のプライバシーを確保するためには、遮音性を高める工夫が重要です。

たとえば寝室をリビングや子ども部屋から少し離れた場所に配置すれば、生活音が伝わりにくくなります。

また、壁や扉には遮音性の高い建材を使用することで音漏れを抑え、家族それぞれが快適に過ごせる空間が生まれます。

このような工夫によって、適度な距離感を保ちながら、プライバシーに配慮した住まいの実現できるのです。

5防犯性能を高める

平屋は2階建て住宅に比べて侵入経路が多いため、防犯性能を高めることが重要です。

たとえば窓にシャッターや防犯ガラスを採用することで、不正侵入を防止できます。

また庭や玄関周辺にセンサーライトや防犯カメラを設置するなど、工夫することでより安心して暮らせる環境にできます。

6優先順位を考える

限られた予算や土地面積で家を建てる際には、家族の希望に基づいて優先順位を考えることが大切です。

家族全員でよく話し合い、納得のいく間取りを決めることが成功への第一歩です。

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おしゃれな2LDK平屋の間取りアイデア

おしゃれで機能的な2LDK平屋を目指すための間取りアイデアを4つご紹介します。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

  1. ロフトを作る
  2. 収納を充実させる
  3. ランドリールームを作る
  4. 中庭を作る

1ロフトを作る

ロフト
ロフト

2LDKの平屋では、天井を高くしてロフトを設けることで、収納スペースや趣味の部屋として利用できます。

たとえば、シーズンオフの家電や衣類を収納する場所として活用することで、リビングや寝室をすっきり保てます。

ロフトを子どもの遊び場として設計すれば、生活スペースを分けながら家族全員が快適に暮らせる環境を整えられるのです。

2収納を充実させる

収納をしっかり確保することは、2LDKの平屋において重要なポイントです。

ウォークインクローゼットやパントリーを設ければ、日用品や食品を効率的に収納できます。

リビングや寝室の一部に造作収納を設置することで、見た目もすっきりした空間を維持できます。

収納力が高い間取りは、家族が増えても対応しやすく、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応可能です。

3ランドリールームを作る

ランドリールームを設けることで、家事の効率が格段に向上します。

洗濯機・乾燥機を置くだけでなく、アイロン掛けや衣類の一時収納スペースを確保することで、洗濯に関する動線をスムーズにできます。

このような工夫により家事の負担を軽減することで、時間の有効活用が可能です。

4中庭を作る

中庭のある平屋間取り
中庭のある平屋間取り

中庭は平屋に開放感と自然光を取り入れるために最適です。

リビングやダイニングに隣接する形で設計すれば、室内から四季折々の景色を楽しめます。

外からの視線を遮りつつ、家族だけのプライベート空間を確保でき、中庭を設けることで通風や採光が改善されます。

2LDKの平屋の間取り例

ここからは実際の間取りの例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プライベート空間を確保した平屋2LDK

出典:hanamizuki-平屋参考例A(外観のイメージ)
出典:hanamizuki-平屋参考例A(間取り)
項目内容
広さ86.53㎡(26坪)
参考価格2,552 万円(税込)

小さいながら、十分な空間が確保されたレイアウトです。

中央に家族が共有するスペースを配置し、その周囲に寝室や子ども部屋などの個室を設けることで、プライバシーを守りながら快適に暮らせる設計です。

子ども部屋は将来的に間仕切りを設けて2つの部屋に分割することも可能で、家族のライフスタイルの変化に対応しやすい間取りになっています。

床材には無垢フローリング、内壁には漆喰が採用されており、自然素材ならではの断熱効果や調湿効果で快適な室内環境になっています。

コンパクトながらも収納を確保した2LDK

出典:ジャストホーム-2LDKの間取りプラン(外観のイメージ)
出典:ジャストホーム-2LDKの間取りプラン(間取り)
項目内容
広さ66.50㎡(20.11坪)
参考価格1,474万円(税込)

2~3人家族にぴったりの、2LDKの間取りです。

寝室にウォークインクローゼットを配置し、小さいながらも十分な収納スペースを確保しています。

LDKを広くとることで家族みんなが集まり、コミュニケーションをとりやすい空間を演出しています。

ずっしりと構えた普遍的なデザイン平屋

出典:GRANDLIFE-外観のイメージ
出典:GRANDLIFE-間取りのイメージ
項目内容
広さ121.73㎡(36.82坪)

LDKや玄関を広くとり、収納もたっぷりな2LDKの平屋です。

建築面積も141.60㎡(42.83坪)と広く、軒下を活かしたテラスが印象的な間取りになっています。

落ち着いた空間を演出するためにラウンジを設けた大人なデザインです。

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2LDKの平屋のメリット・デメリット

2LDKの平屋には以下のメリットデメリットがあります。

メリット
デメリット
  • 平面プランの自由度が高い
  • 生活動線・家事動線が効率的になる
  • 家族とコミュニケーションをとりやすい
  • 階建てより耐震性が高い
  • 平屋ならではの広い間取りにできる
  • 階段がなくバリアフリー化しやすい
  • メンテナンス費用を抑えやすい
  • 広めの敷地が必要
  • 部屋数を増やすのが難しい
  • 日当たりや風通しに注意が必要
  • プライバシーの確保が難しい
  • 坪数当たりの建築費用が高くなりやすい
  • 河川の氾濫時など垂直避難ができない

詳しくはこちらのページで平屋のメリット・デメリットをご紹介しています!

>>平屋のメリット・デメリットや費用相場・お得に建築するコツを解説

2LDKの平屋を建てるときの注意点

2LDKの平屋を快適で使いやすい住まいにするためには、以下の3つ対策を計画段階でしっかりと検討することが重要です。

  1. トイレの位置に気をつかう
  2. 日当たりを考慮する
  3. 将来のことを考えて設計する

これらの注意点を押さえることで、長く快適に暮らせる平屋にできるでしょう。

トイレの位置に気をつかう

トイレの配置は、家族全員が快適に過ごすために重要なポイントです。

リビングやダイニングに近すぎると生活音が気になりやすいため、壁や廊下を隔てた場所に設置するのがおすすめです。

寝室から近い場所にトイレを配置すれば、夜間の移動を最小限に抑えられます。

さらには換気を良くするために窓を設けるか、換気扇をしっかりと設置することも重要です。このような配慮により、トイレがより快適な空間になります。

日当たりを考慮する

日当たりを考えた設計は、平屋における居住性を大きく左右します。

リビングやダイニングは南向きに配置することで、日中も明るく快適な空間を保てます。

また各部屋で十分な自然光を取り込めるよう、大きな窓や吹き抜けを設計に取り入れると良いでしょう。

将来のことを考えて設計する

どの住宅でも家族構成やライフスタイルの変化を見据えた設計が求められます。

個室は子供部屋や仕事部屋、寝室など、多目的に使える間取りにすると便利です。

また高齢期を見越してバリアフリー設計を取り入れることで、長く住み続けられる家になります。

設備の増設やリフォームがしやすい構造にしておくと、将来的な変更にも対応しやすいためおすすめです。

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Q&A 2LDK平屋で良くある質問

2LDK平屋に関するよくある質問にお答えします。

平屋の2LDKの維持費は2階建てや3階建てと比べて高いですか?

維持費は基本的に低めです。
平屋は2階建てや3階建てに比べて、屋根や外壁の面積が小さいため、修繕費用が抑えられる傾向にあります。

2LDKの平屋は防音対策が必要ですか?

平屋は階層がない分、生活音が上階や下階に響く心配はありません。

ただし、隣接する部屋同士や外部からの音を軽減するために、防音対策を施すことは重要です。

建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

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一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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