2025年01月16日更新

監修記事

建て替えは2000万円でできる?2000万円の間取りプランを紹介

コミコミ2000万円で家の建て替えは可能です。しかし、建て替えの全国平均は約5,700万円であるため、費用を抑えるためには工夫が必要でしょう。
当記事では、コミコミ2000万円の間取りプランや2000万円の家を建てるために必要な年収について解説します!

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建て替えは2000万円でできる

家の建て替えは2000万円で可能です。

しかし、国土交通省が発表しているデータを参考にすると建て替えの平均費用は約5,700万円であるため、2000万円の家における建築には工夫が必要と言えます!(出典:国土交通省|令和5年度住宅市場動向調査

2000万円で家を建て替える場合、建物を規格化することによりコストを抑えたローコスト住宅が視野に入ります。

>>ローコスト住宅の建築費用はこの記事で紹介!
>>家の建て替え費用はこの記事で紹介!

2000万円の住宅ローンを借りる場合の返済シミュレーション

2000万円の建て替えを住宅ローン利用で行う場合、月々の返済額はどの程度になるでしょうか。

この項では、2000万円の建て替えを行う際の月々の返済額やローン返済に必要な目安を解説します。

資金調達の約6割は住宅ローンで賄っている

国土交通省が発表している「令和5年度住宅市場動向調査」の資金調達に関する事項によると、建て替え費用の42.5%は自己資金となっています。

つまり、残りの約6割は住宅ローンなどで調達していることがわかります。

2000万円の住宅ローンにおける月々の返済額

2000万円の住宅ローンにおける月々の返済額の目安は下記のとおりです。

借入額2000万円
ボーナス払いなし
借入期間35年(フラット35)
金利1.86%
返済方法元利均等返済
総返済額27,226,173円
月々の返済額64,824円
出典:楽天銀行|住宅ローンシミュレーション ※金利は2025年1月のもの

2000万円の住宅ローンにおける月々の返済額は64,824円という結果になりました。

上記は頭金なしで算出しているため、いくらか頭金を用意すれば月々の返済額をより抑えられます。

2000万円の住宅ローンに必要な年収の目安

2000万円の住宅ローンを組む場合、必要な年収の目安は400万円程度です。

住宅ローンを組む際には「年収倍率」と「返済負担率」の2つの指標が重要となります。

年収倍率は、借入額が年収の何倍かを表す指標で、一般的には年収の5〜6倍が理想とされています。

返済負担率は年間の返済額が年収の何%かを示す指標で、30%を超えると家計に負担がかかるでしょう。

それぞれ下記の計算式を用いて算出可能です。

年収倍率と返済負担率の計算方法

【年収倍率】住宅購入価格÷年収

【返済負担率】年間の返済額÷年収×100

上記を参考にすると、2000万円の住宅ローンを年収400万円で借入する場合の年収倍率は5倍、返済負担率は19%と無理のない借入であることがわかります。

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建て替えにかかる費用の内訳

建て替えにかかる費用は多岐に渡ります。

無理のない資金計画を行うためにも、費用のかかる項目を理解しておきましょう。

建て替えにかかる費用の内訳
  • 本体工事費
  • 付帯工事費
  • 解体工事費
  • 測量費
  • 登記費用
  • 印紙税
  • 不動産取得税
  • 引越しや仮住まい費用

建て替えにおける詳しい費用内訳は下記の記事で解説しています。

>>建て替え費用や内訳はこの記事で紹介!

建て替えの流れ

建て替えは長期に渡るため、費用のみではなく全体の流れを把握する必要があります。

主な流れをまとめたので確認してみましょう。

建て替えの流れ
  • 手順1 プラン作成・見積り・契約
  • 手順2 建築確認申請
  • 手順3 ローン申込み
  • 手順4 引越し・仮住まい
  • 手順5 解体工事
  • 手順6 新築工事
  • 手順7 引渡し・引越し
  • 手順8 登記手続き

建て替えにおける詳しい流れについては下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみましょう。

>>建て替えの流れはこの記事で紹介!
>>家の着工から完成までの流れはこの記事で紹介!

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2000万円台の住宅の間取り例

続いて2000万円の住宅における間取りの例をご紹介します。

なお、この項ではコミコミ2000万円に近い価格で建て替えができるように、付帯工事費や解体工事費を除いた本体工事費1300〜1500万円前後の間取りプランをまとめています。

4人家族でもゆったり暮らせる4LDK

出典:パパまるハウス|33坪タイプの家(外観)
出典:パパまるハウス|33坪タイプの家(間取り1階部分)
出典:パパまるハウス|33坪タイプの家(間取り2階部分)
出典:パパまるハウス|33坪タイプの家(間取り屋根裏収納)
参考価格1,438万円〜
間取り4LDK+屋根裏収納
建築面積59.20㎡(17.91坪)
1階面積56.72㎡(17.16坪)
2階面積55.48㎡(16.78坪)
延床面積112.20㎡(33.94坪)
出典:パパまるハウス|33坪タイプの家(プラン概要)

4人家族でもゆったり暮らせる4LDKプランでは、大容量の収納を兼ね備えた112.20㎡の間取りを実現しています。

キッチンには大型パントリー、2階主寝室にはWICを設けてあり、オプションでは屋根裏に8畳の収納を設けられます。

33坪の延床面積ですが、充分な収納により広々と暮らせる工夫がされた間取りプランです。

2人暮らしに最適な開放感のある2LDK平屋

出典:一建設株式会社|平屋2LDK(外観)
出典:一建設株式会社|平屋2LDK(間取り)
参考価格1,400万円〜
間取り2LDK
延床面積67㎡(20.28坪)
出典:一建設株式会社|平屋2LDK(プラン概要)

2人暮らしに最適な開放感のある2LDK平屋プランでは20坪の土地でも広々とした空間を実現しています。

平屋ですが充分な採光を取り入れており、16畳のリビングと8畳の居室を2部屋すべてに大きな窓を設けています。

洗面所は室内物干しのある大きなランドリールームとなっているため、採光が得にくい平屋でも洗濯物が乾かない心配はありません。

大家族にも最適な広さ重視の4LDK

出典:パパまるハウス|40坪タイプの家(外観)
出典:パパまるハウス|40坪タイプの家(間取り1階部分)
出典:パパまるハウス|40坪タイプの家(間取り2階部分)
出典:パパまるハウス|40坪タイプの家(間取り屋根裏)
参考価格1,661万円〜
間取り4LDK+屋根裏収納
建築面積72.04㎡(21.79坪)
1階面積69.56㎡(21.04坪)
2階面積65.83㎡(19.91坪)
延床面積135.39㎡(40.95坪)
出典:パパまるハウス|40坪タイプの家(プラン概要)

大家族にも最適な広さ重視の4LDKプランでは、135.39㎡の広々とした住宅が建てられるため、4人以上の大家族でも快適に暮らせます。

独立した和室が1階部分にあるため、子供が小さい時には寝室として、大きくなれば客間として幅広く活用可能です。

屋根裏部分にはオプションとなりますが7.7畳の広々とした収納を設けられるため、ライフスタイルの変化により荷物が増えても安心でしょう。

3人家族で暮らせるスタンダードな3LDK

出典:一級建築事務所FORUMU|Room pran1(1F間取り)
出典:一級建築事務所FORUMU|Room pran1(2F間取り)
参考価格1,500万円〜
間取り3LDK
延床面積90㎡(27坪)
出典:一級建築事務所FORUMU|Room pran1(プラン概要)

3人家族で暮らせるスタンダードな3LDKでは、1階に19.5畳の広々としたリビングにカウンターキッチンを備え付けた人気の間取りプランを提案しています。

2階へ続く階段はリビングインとなっているため、部分的な吹き抜けを実現し開放感のある空間となります。

各居室には収納を設けてあり、定番ながらも根強い人気のあるプランです。

4人家族でも広々なZEH標準仕様の4LDK平屋

出典:ひら家専門店IKI|30坪4LDK間取りプラン(間取り)
参考価格1,520万円〜
間取り4LDK
延床面積99.17㎡(30坪)
出典:ひら家専門店IKI|30坪4LDK間取りプラン(プラン概要)

4人家族でも広々なZEH標準仕様の4LDK平屋では、家族それぞれのプライベート空間が実現した間取りを1,520万円から提供しています。

30坪の延床面積ですが、家の真ん中にリビングを設置することにより、それぞれのプライベート空間が確保できます。

高い断熱性や省エネ設備を搭載したZEH仕様の平屋です。

ZEH住宅には補助金などさまざまなメリットがあるため、詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしましょう。

>>ZEH住宅についてこの記事で紹介!

コミコミ2000万円で建て替える方法

コミコミ2000万で建て替えるためには、コストを抑えるさまざまな工夫が必要となります。

コストを抑えて建て替える方法は下記のとおりです。

コミコミ2000万で建て替える方法
  • 間取りや外観をシンプルにする
  • ローコスト住宅などの規格住宅を選ぶ
  • 必要最低限の設備とする
  • オプションを付けすぎない

家を安く建てるポイントについて、もっと詳しく知りたい人は下記の記事を参考にしてみましょう。

>>安く家を建てるポイントはこの記事で紹介!

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建て替えに活用できる補助金・助成金制度

建て替え時には、要件を満たすことで活用できる補助金や助成金制度があります。

補助金や助成金には予算が定められており、要件も毎年変更されます。

活用を検討している人は、常に最新情報を入手するようにしましょう。

建て替えに活用できる補助金・助成金制度
  • 耐震化補助制度
  • ZEH補助金制度
  • 住宅ローン減税(控除)
  • 子育てグリーン住宅支援事業
  • 地域型住宅グリーン化事業補助金

建て替えに活用できる補助金や助成金について、詳しくは下記の記事で解説しています。

>>建て替えに活用できる補助金・助成金はこの記事で紹介!

【Q&A】建て替え2000万円に関するよくある質問

2,500万円の家を建てる場合、総額はいくらになりますか?

2,500万円の家を建てる場合の総額は土地の有無により異なります。

すでに土地があるケースで算出すると、2,500万円の建物本体価格に加えて、付帯工事費や解体工事費500万円程度を加味する必要があるでしょう。

上記は一例であり、地盤調査に問題がある場合には、別途地盤補強工事が必要となります。

>>家の建て替え費用はこの記事で紹介!

家の価格は建物本体価格と基本工事費のみ

家の価格は、建物本体価格と基本工事費のみです。付帯工事費や解体費用、その他の諸経費は含まれていないため注意しましょう。

フルリフォームと建て替えではどちらが安くなりますか?

フルリフォームと建て替えは、一概にどちらが安くなるとは言いきれません。

なぜなら、家や地盤の状態、住み続ける年月によって費用はさまざまであるからです。

建て替えとリフォームの判断基準については、次の項で詳しく解説しています。

建て替えとリフォームの判断基準はなんですか?

建て替えとリフォームのどちらにするか迷っている際には、下記の判断基準を参考にしましょう。

建て替えがおすすめなケース
リフォームがおすすめなケース
  • 地盤改良工事が必要
  • 長く住む可能性がある
  • 大幅な間取り変更を行いたい
  • 工期が長くても構わない
  • 築40年以上経過している
  • 地盤改良が必要ない
  • 引き継いで長く住む予定がない
  • 大幅な間取り変更の必要がない
  • 工期を短く済ませたい
  • 築30年未満

築年数や工期、ライフスタイルの変化など、さまざまな点を加味した上で建て替えとリフォームのどちらを選ぶか検討しましょう。

>>建て替えとリフォームの判断基準について詳しくはコチラ

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建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?

ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。

注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。

そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!

実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

無料の一括見積もりはこちら>>

一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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