1500万円で家を建て替えられる?費用を抑えて理想の住まいを実現しよう!

1500万円という限られた予算でも、家を建て替えることは可能です。適切な計画と工夫を行えば、コンパクトで快適な住まいを実現できます。この記事では、1500万円での建て替えを成功させるための方法や注意点を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2025年01月10日更新
監修記事
1500万円で家を建て替えられる?費用を抑えて理想の住まいを実現しよう!

1500万円という限られた予算でも、家を建て替えることは可能です。適切な計画と工夫を行えば、コンパクトで快適な住まいを実現できます。この記事では、1500万円での建て替えを成功させるための方法や注意点を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2025年01月10日更新
目次
1500万円で家の建て替えは可能!費用の内訳と予算感を把握しよう
1500万円の費用で家を建て替えることは可能ですが、建築費が高騰している現在、1500万円での建て替えは決して簡単ではありません。
しかし、適切な広さやシンプルな設計と材料選びを行うことで、コンパクトで快適な住まいを実現できる可能性があります。
まずは建て替えにかかる費用の内訳と予算感について詳しく見ていきましょう。
平均的な家の建て替え費用は3000万〜5000万円です。
国土交通省のデータによれば、家の建て替え費用の平均は、令和3年:3,299万円、令和4年: 4,487 万円、令和5年:5,745万円と上昇しています。(参考:国土交通省-令和5年度 住宅市場動向調査報告書)
これは、資材や人件費の高騰のほか、耐震性や省エネ性能への要求水準の向上などが複合的に関係していると考えられます。
家の建て替えにかかる費用の内訳
総予算1,500万円を目標とした場合の、建て替え費用内訳のめやすは以下の通りです。
ここからは、建築本体にかけられる予算は1200万円程度であることがわかります。
| 費用項目 | 費用のめやす |
|---|---|
| 本体工事費(設計費を含む) | 1,000万〜1,200万円 |
| 解体工事費 | 100万〜150万円 |
| 外構工事費 | 50万〜100万円 |
| 地盤調査費・地盤改良費 | 5万〜80万円 |
| 諸経費(税金、登記費用など) | 30万〜100万円 |
| 引越し・仮住まい費用 | 30万〜80万円 |
コミコミ1500万円で家に含まれている費用とは
住宅価格では「コミコミ⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎万円」と表現をされる場合もあります。
「コミコミ1500万円」の価格には、一般的に以下の費用が含まれています。
- 本体工事費(消費税を含む)
- 基本的な設備費(キッチン、浴室、トイレなど)
- 標準的な外構工事費(アプローチや設備基礎など)
- 諸経費(設計費、申請費用など)
コミコミ1500万円で家に含まれていない費用とは
コミコミ1500万円の価格には、一般的に以下の費用が含まれていないことに注意が必要です。
- 解体工事費
- 地盤改良工事費
- 特別な外構工事(カーポート、庭、塀など)
- 公共上下水道やガスの引き込み工事
- 高級な設備や特注品の工事費用
- 引越し・仮住まい費用
- 家具・家電の購入費用
個別の条件や土地の状態に関わる工事や諸経費は容易に算定できないため、別途費用となることが一般的です。
総予算1500万円で建て替えを検討している場合には、これらの項目にかかる費用も確認しておきましょう。
1500万円で実現できる家の広さや間取りのめやす
1500万円の予算で建てられる家の広さや間取りには、ある程度の制約があります。
以下のポイントを理解して、自分に合った広さやプランを選びましょう。
延べ床面積は20坪以内
1500万円の建て替え予算のうち、付帯工事や諸経費を除いた本体価格は1200万円程度です。
一般的な坪単価が60万〜80万円程度であることから、延べ床面積を22坪(約73㎡)程度までに抑える必要があります。
標準的な2LDKの分譲マンションが15〜20坪であることを考慮すれば、イメージしやすいでしょう。
たとえば、30坪の家を1500万円の総予算で建て替えるのは非常に困難です。そのためには、坪単価を50万円以下に抑える必要があり、最近の相場から現実的ではありません。
20坪以下の広さでも、効率的な間取りを工夫することにより、必要十分な生活空間を確保できます。
延べ床面積とは、建物の各階の床面積の合計です。
坪単価は、工事費用を延べ床面積で割ったもので、1坪(約3.3㎡)あたりの建築費用を表します。
一般的な住宅の坪単価は60〜100万円と、構造や仕様によって大きく変わり、一般的に床面積が小さい家ほど高くなる傾向があります。
間取りはシンプルな1LDK~2LDK
本体価格1200万円以内で作れる住みやすい間取りは、1LDKや2LDKです。
たとえば、以下のような間取りが考えられます。
- 1LDK:広めのリビングダイニングキッチンと1つの寝室
- 1LDK+S:リビングダイニングキッチンと1つの寝室、さらに書斎、ワークスペースや納戸
- 2LDK:コンパクトなリビングダイニングキッチンと2つの寝室
これらに機能的な収納や水回りを加えて、夫婦2人や子ども1人の家族が十分快適に暮らせる間取りを構成できます。
総2階建てまたはコンパクトな平屋
工事費用を抑えながら必要な居住空間を確保するには、総2階建てが効率的です。
1階にLDK、2階に寝室や子ども部屋を配置して、1階と2階を同じ床面積とすることで基礎や屋根の面積を減らして工事費用を最小限にできます。
一方で、1LDKや2LDKのコンパクトな間取りでは、平屋も選択肢となります。
平屋は2階建てに比べて基礎や屋根の面積が増えますが、階段や廊下を減らして全体の床面積と工事費用を抑えられる可能性があるからです。
最近ではとくに低価格な家を実現するために、コンパクトな平屋が提案されるケースも増えています。
1500万円で実現できる家の間取りの具体例
1500万円で建て替えを実現するためには、ローコスト住宅を選ぶ必要があります。
以下にローコスト住宅を得意とする住宅会社と、間取りや外観の例を紹介します。
【間取り例1】戸建て3LDK
アイダ設計の「999万円の家」シリーズは、システムキッチンやバスルームなど、充実した設備も魅力です。高い断熱性能や省エネ性能が標準仕様として組み込まれており、快適な住環境を実現しています。
1500万円の建て替え予算で手が届くプランでは、2階建ての20坪・2LDK~28坪・4LDKのほか、平屋の24坪・2LDKなどがあります。
【間取り例2】1LDKの平屋

「ニッカのいえ」は、800万円台〜の低予算とわかりやすい価格設定が特徴です。老後の生活に焦点を当てた平屋の家を推奨し、設計士との自由なプラン作成が可能で、断熱性や気密性にもこだわっています。
1500万円の建て替え予算で手が届くプランでは、平屋建ての10坪・1LDKから、15坪・1LDK+ロフトなどがあります。
【間取り例3】 平屋3LDK

パパまるハウス(ヒノキヤ)は、高品質で手頃な価格の企画提案型住宅で、使い勝手を重視した設計が特徴です。
とくに「平屋」シリーズはローコストでありながら住みやすい間取りになっています。
1500万円の建て替え予算で手が届くプランでは、20坪・2LDKから、24坪・3LDKなどがあります。
費用を抑えて1500万円で家を建て替えるコツとは?
1500万円で家を建て替えるためには、さまざまな工夫が必要です。費用を抑えるための主なポイントを以下にまとめます。
| 工夫する項目 | 概要 |
|---|---|
| 床面積を小さくする | 無駄なスペースを省き、必要最小限のコンパクトな設計を心がける |
| シンプルな外観デザインを選ぶ | 屋根は片流れまたは切り妻とし、外壁の凹凸をなくして直線的で装飾を抑えたデザインとする |
| コンパクトな平屋にする | 部屋数が少なくして、階段や廊下のない平屋の間取りを検討する |
| 間取りをシンプルにする | リビングを中心に部屋を配置し、無駄な壁や廊下を省いた効率的な空間設計を行う |
| 水回り設備や収納を1箇所にまとめる | 配管工事を集約できる |
| 標準仕様の建材や設備を採用する | 特注品やオプション仕様を避け、広く流通する標準品を選ぶ |
| 外構工事を最小限にする | 外構はアプローチなど最小限とし、庭や塀、カーポートなどは将来に検討する |
| ローコスト住宅対応業者を選ぶ | コスト削減と品質確保のノウハウを持つ業者を選定する |
| 補助金や減税制度を活用する | 各種支援制度を利用し、実質的な負担を軽減する |
| 工事の時期を考慮する | 地域性などによる閑散期の工事で、人件費や材料費の削減を図る |
| 複数の業者から見積もりを取る | 競争原理を活用し、最適な価格と条件を検討する |
ローコスト住宅とは?メリット・デメリットを把握しよう
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅と比較して低価格で提供される住宅のことを指します。
坪単価や総額に明確な定義はありませんが、建築費用を抑えるために、簡素化された間取りや構造、規格化された標準的な部材や設備を採用していることが特徴です。
ローコスト住宅を選ぶ際はメリットとデメリットを十分に理解し、自分たちの要望やライフスタイルに合っているかを慎重に検討することが大切です。
また、複数のハウスメーカーを比較し、モデルハウスを確認するなど、十分な調査を行いましょう。
建て替えとリフォーム、どちらが良い?判断基準を解説
1500万円の予算で住環境を改善したい場合、建て替えだけでなくリフォームも有力な選択肢となります。
新築では広さやグレード、間取りが限られる可能性もあるため、既存の家を活かすリフォームも検討する価値があります。
建て替えとリフォームのどちらを選択するかは、建物の状態、予算、将来的な計画などを総合的に判断する必要があるため、専門家に相談したうえでの比較検討がおすすめです。
建て替えの際に使用できる補助金の種類が知りたい
家の建て替えで予算に余裕がない場合には、補助金制度や支援制度の活用がおすすめです。以下に、主な制度の概要を紹介します。
省エネ住宅に関する補助金制度の活用
2024年度に省エネ対応住宅を新築する場合には、以下の補助金制度がありました。
制度の種類や内容は毎年更新されるため、関係機関に最新情報を確認しましょう。
| 制度名 | 概要 |
|---|---|
| 子育てエコホーム支援事業 | 子育て世帯や若者夫婦世帯が一定の基準を満たす家を新築・購入する場合の補助金 |
| ZEH補助事業 | ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を新築する場合の補助金 |
| LCCM住宅整備推進事業 | LCCM住宅(ライフサイクル全体でCO2排出量をマイナスにする環境に配慮した先進的な住宅)を新築する場合の補助金 |
| 給湯省エネ2024事業 | 高効率な省エネ給湯器の設置や交換への補助金 |
| 住宅ローン減税 | 長期優良住宅、ZEH住宅、省エネ基準適合住宅等を新築する住宅ローン利用者への所得税控除 |
自治体独自の支援制度の活用
自治体によっては、独自の支援制度を定めている場合があります。
お住まいの都道府県や市町村の広報やウェブサイトを確認してみてください。以下に支援制度の例を挙げます。
| 制度名 | 概要 |
|---|---|
| 子育て支援 | 子育て世帯向け取得補助金 |
| 移住支援 | U・I・Jターン者向け補助金 |
| 耐震化支援 | 耐震改修工事への補助 |
| 緑化支援 | 屋上緑化・壁面緑化への補助金 |
1500万円で家を建て替える際に注意すべきポイント
1500万円という限られた予算で家を建て替える際には、以下のポイントにとくに注意を払う必要があります。
諸費用や土地条件による追加費用に注意する
建築本体工事費以外にも、解体工事費、外構工事費、設計監理費、諸経費(税金、登記費用など)、引越し・仮住まい費用などを考慮しましょう。
土地条件によっては地盤改良工事やインフラの引き込み工事などの追加費用が発生する可能性もあります。
これらの費用を事前に把握し、予算内に収まるよう資金計画を立てることが重要です。
ローコスト住宅の性能や機能を確認する
低価格の家であっても、自分たちが求める基本性能を確保することが大切です。
耐震等級や高気密・高断熱といった性能は、長期的な住み心地や安心感にも直結します。
設備のグレードや内装の質にも注意を払い、必要最低限の快適性を確保しましょう。
ただし、これらの性能を高めると費用も上がるため、優先順位をつけて選択することが重要です。
ランニングコストやメンテナンス費用を考慮する
断熱性能や気密性能が低いと光熱費が高くなったり、耐久性の低い材料を使用するとメンテナンスや修繕の頻度が高くなったりする可能性があります。
長期的な視点で、ランニングコストやメンテナンス費用を考慮して選択をしましょう。
信頼できるハウスメーカーを選ぶ
ローコスト住宅の品質や性能は、設計・施工の技術と経験に大きく左右されます。
実績が豊富で信頼できるハウスメーカーや工務店を選びましょう。
複数の業者から見積もりを取り、施工実績や評判、アフターサービスの内容などを多角的に比較検討することが大切です。
Q&A 1500万台の家の建て替えで良くある質問
- 土地代込みで1500万円で建て替えはできる?
-
土地代にもよりますが、基本的に困難です。
1500万円での建て替えは、すでに土地を所有していることが前提となります。
都市部では土地代だけで予算を超える可能性が高く、地方や郊外でも、新たに土地を購入する場合に1500万円での建て替えは現実的ではありません。
- 家の建て替えにかかる費用相場はいくら?
-
平均的な家の建て替え費用は3000万〜5000万円です。
1500万円の予算は、平均的な建て替え費用と比べるとかなり抑えた金額となるため、さまざまな工夫が必要です。
以下では一般的な30坪程度の住宅の、建て替え費用のモデルケースを記載しています。
費用の種類 費用のめやす 建築本体工事費 2,500万〜4,000万円 外構工事費 100万〜500万円 解体工事費 150万〜200万円 諸経費 200万〜400万円 合計 3,000万〜5,000万円 - 1500万円では延べ床面積は何坪の家を建てられる?
-
建築本体工事費が1000万〜1200万円程度になるため、12〜22坪(約40〜73㎡)が一般的です。
このめやすは地域や建築会社、構造や間取り、設備や仕様のグレードによって大きく変動します。
以下に、これらの広さで得られる標準的な間取りの例を紹介します。
12〜15坪(40〜50㎡) 1LDK〜1LDK+S 15〜18坪(50〜60㎡) 1LDK+S〜2LDK 18〜22坪(60〜73㎡) 2LDK〜3LDK 広さと標準的な間取りの例 - 1500万円で平屋に建て替えられる?
-
超ローコストかつコンパクトな家を建てたい場合、むしろ平屋の方が現実的な可能性があります。
1500万円の予算で平屋を建てる場合、延べ床面積12〜20坪(約40〜66㎡)で、1LDK〜2LDKの間取りとして、シンプルな外観や内装、標準的な設備グレードを選ぶことが条件となります。
平屋は階段スペースが不要で効率的な間取りが可能ですが、土地に余裕が必要で、周辺環境によって日当たりや眺望が左右されやすいことにも注意が必要です。
建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?
ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。
実際に建て替えをするべきなのか、リフォームをするべきなのかを検討するためには、プロに現状を相談し、「プランと費用を見比べる」必要があります。
そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちに建て替えをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

マザーハウス 石田工務店
久田麻里子2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。
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