2024年04月24日更新
20坪1000万円で平屋は建てられる?ローコスト住宅のポイントについて
ローコスト住宅はなぜ安いのか
低予算でも新築住宅が手に入ると話題のローコスト住宅ですが、そもそもなぜローコスト住宅は従来の注文住宅よりも安い価格で家を建てることができるのでしょうか。
ここではローコスト住宅が安い理由や、ローコスト住宅メーカーの選び方についてご紹介します。
ローコスト住宅の坪単価は30万~50万円
ローコスト住宅の坪単価の相場は約30万~約50万円です。
一般的な住宅の相場価格帯は約60万~約80万円だと言われているので、かなりの割安感があります。
しかし、この坪単価はローコスト住宅の設備を標準仕様とした場合で算出されていることが多く、一般的な注文住宅で標準とされている設備が入っていないことがあります。
坪単価の算出には特に決まりはなく、メーカーごとにそれぞれの基準で算出しているため、あくまでも目安として見るようにしましょう。
ローコスト住宅が安い理由
建築費用が安いローコスト住宅は、住宅の品質を下げることで費用を抑えているのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。
ローコストを実現できる理由は、ハウスメーカーの企業努力によりところが大きいのです。
ローコスト住宅メーカーは費用を抑えるために規格住宅にして設計をパターン化することで、必要な建築資材を大量購入し、資材を安く仕入れています。
設計のパターン化は余計な資材を必要としないことで費用を抑えられるだけでなく、施工工程が単純化され、短い施工期間で家を建てることができるので、人件費を抑えることにもつながります。
また、多くのローコスト住宅メーカーでは大々的な宣伝をしていません。
宣伝にかかる費用も最小限に抑えることで、住宅そのものの費用も安く抑えているのです。
ローコスト住宅は品質が低く危ないというイメージが持たれがちですが、日本の住宅は建築基準法により耐震性などの安全面が認められた住宅しか建築許可が下りません。
そのため、ローコスト住宅の安全性も確かだと言えるでしょう。
ローコスト住宅と言っても一般的な住宅と比べて極端に品質が落ちることなく、安心して暮らすことのできる住宅なのです。
ローコスト住宅は業者選びが大事
ローコスト住宅を建てる際に鍵となるのはメーカー選びです。ご自身の希望に沿う住宅メーカーを見つけることが大切です。
住宅メーカーにはそれぞれ特徴があり、得意・不得意があります。
デザイン性が優れている住宅、耐震性が高い住宅、もしくはオプションが多いなど、各住宅メーカーにはそれぞれのアピールポイントがあります。
ご自身が希望する内容とメーカーの特徴を照らし合わせて、一致する住宅メーカーを選ぶようにしましょう。
そうすることで、低予算であってもご自身の希望する家を手に入れることができるでしょう。
20坪の場合ローコスト住宅でかかる費用を知りたい
ローコスト住宅を建てる際にはどれほどの資金が必要なのでしょうか。
平屋、2階建て、3階建ての住宅別にローコスト住宅の相場価格についてご紹介します。
また一例として、20坪の住宅は1000万円台で建てられるのかどうかについても見てみましょう。
平屋の場合
ローコスト住宅で建坪20坪ほどの平屋なら1LDK~2LDKの間取りがとれ、その相場価格は約800万~約900万円です。
建坪24坪ほどになれば3LDKも可能になり、その場合の相場価格は約1300万円だと言われています。
坪単価が高くても1000万円台が可能
平屋は2階がない分、費用が抑えられると思われがちですが、平屋のほうが2階建て住宅よりも坪単価が高くなる傾向にあります。
住宅の建設では基礎部分と屋根に特に費用がかかります。同じ延べ床面積の住宅を建てる場合、2階建て住宅よりも平屋の方が広い敷地面積が必要になり、その分基礎部分と屋根部分も広くなるため、価格が上がる傾向にあるのです。
また、平屋の場合は間取りや部屋数が限られてしまうというデメリットもあります。
それでもローコスト住宅なら1000万円前後の予算で平屋住宅を建てることができるでしょう。
平屋建設に慣れているハウスメーカーを選ぶ
平屋は2階建て住宅よりも受注が少ないため、建設に慣れていない住宅メーカーも多く、建築費用や人件費が高くついてしまうことがあります。
平屋を希望する場合は、平屋建築に慣れているローコスト住宅メーカーを選ぶようにしましょう。
2階建ての場合
2階建て住宅のローコスト住宅の相場価格は、40坪で約1800万円です。
2階建て住宅は受注数が多いため、住宅メーカーがさまざまなタイプの住宅を用意しています。
ご自身の希望する住宅を得意とする住宅メーカーを選ぶようにすると良いでしょう。
3階建ての場合
ローコストでも3階建て住宅は建てられますが、坪単価の相場は約70万円前後となり、費用がより高くなる傾向があります。
一般的な注文住宅の坪単価の相場は約90万円ですので、3階建て住宅をローコスト住宅メーカーで建てる場合は、2階建て住宅ほどの割安感はないでしょう。
20坪1000万円台で注文住宅は建てられるか?
ローコスト住宅なら建坪20坪で1000万円台の家を建てることは十分可能です。
1000万円台でもさまざま住宅プランを用意しているメーカーも多く、豊富なオプションを用意しているメーカーや、耐震性や耐熱性を強化したプランを用意しているメーカーなど、さまざまです。
また長期保証を提供しているメーカーもあり、このようなメーカーを選べば家のトラブルが起こった時も安心して任せることができるでしょう。
20坪で1000万円台なら、一般的な注文住宅でも施工様式やプランニング次第では家を建てることが可能ですが、ローコスト住宅なら、標準設備からワンランク上の設備を選べる可能性も出てきます。
注文住宅で費用を抑えるコツを知りたい
規格住宅ではなく、注文住宅を建てる際にはさまざまなプランや設備の中から希望するものを選ぶことになります。
このため、住宅メーカーからの提案を全て受け入れ、自分たちの希望する設備や間取りを全て導入していると、予算がいくらあっても足りなくなってしまいます。
かといって、費用を抑えるために最低限の住宅にした場合、自分たちの希望とは遠い住宅になってしまう可能性もあるでしょう。
それでは、どのような点に注意すれば費用を抑えて希望する注文住宅を建てることができるのでしょうか。少しでも費用を抑えるためのコツをご紹介します。
設備のグレードを上げすぎない
少しでも建設費用を抑えるために大切なのは、設備のグレードを上げすぎないことです。
キッチンや水回りの設備には複数のグレードがあり、グレードが上がるほどに機能や性能も上がりますが、一方で費用もおのずと高くなります。
ご自身が使用する際にどうしても欠かせない機能を明確にして、それを満たした最低限のグレードの設備を導入することで費用を抑えるようにしましょう。
また、キッチンはハイグレードのものを導入し、トイレは低グレードのものにするなど、設備ごとでグレードにメリハリをつけるというのも費用を抑える1つの手段です。
家の機能にこだわるなら間取りはシンプルに
部屋数を多くしたり、複雑な間取りにすると、必要資材が増えて材料費が高くなるだけではなく、工期も伸び人件費もかさんでしまいます。
しかし、間取りをシンプルにまとめることで、資材費用と人件費の両方を抑えることが可能になります。
家の間取りを考える際には、その家で暮らす人数や、暮らしていく上で何を優先したいのかを整理して、そのために必要な機能が満たせるシンプルな間取りを目指しましょう。
そうすることで費用を抑えながらも、自分たちの暮らし方に合った快適な住まいを手に入れることができるでしょう。
間取りにこだわるなら将来的な建て替えやリフォームも視野に入れる
費用を抑えて注文住宅を建てる際には間取りをシンプルにすることが大切ですが、長く住み続けることを考えると、その間取りでは将来の暮らしに合わなくなることもあるでしょう。
このような場合は、すべての希望を満たすこだわった間取りにするのではなく、新築時はシンプルな間取りにして費用を抑え、将来的に希望する間取りの住宅へ建て替えたり、リフォームすることも視野に入れると良いでしょう。
家族構成などが変わり、暮らし方に変化が来た時に合わせて住まいも変えられるように計画をしておくことで、これから建てようとしている家の予算を抑えることができます。
劣化が早まる外壁費用は抑えない
家の建設では外壁にかかる費用が大きくなりますが、この外壁部分をコストダウンしたい場合は慎重に検討することが必要です。
なぜなら外壁には、住宅の基礎や躯体部分を守る重要な役割があるからです。
外壁をコストダウンして品質を落とした結果、基礎や躯体部分の劣化が早まり、家の寿命を縮めてしまう可能性もあります。
将来的にメンテナンスやリフォームにかかる費用が余計にかかってしまうため、長期的にみると住宅にかける費用を抑えることにはなりません。
住宅を守るための大切な役割を担う設備は、必要以上に質を下げたり無理に費用を抑えないようにしましょう。
建て替え・注文住宅に対応する優良な建設会社を見つけるには?
ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。
注文住宅の設計プランや費用は、施工店によって大きく異なることがあります。
そのときに大事なのが、複数社に見積もりを依頼し、「比較検討」をするということ!
実際に注文住宅を建てるには時間がかかるので、この記事で大体の予想がついた方は早めに次のステップへ進みましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で一括査定が可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
一生のうちに注文住宅を建てる機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しない建て替えをするためにも、建設会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
タクトホームコンサルティングサービス
亀田融一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。東証1部上場企業グループの住宅部門に33年間勤務。13年間の現場監督経験を経て、住宅リフォーム部門の責任者として部分リフォームから大規模リノベーションまで2,000件以上のリフォームに関わる。2015年に退職して現在は、タクトホームコンサルティングサービス代表として、住宅診断を行う傍ら、住宅・リフォーム会社へのコンサルティング活動を行っている。
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