2024年04月11日更新
建て替えの際電話はどうなるの?光回線についても解説します
目次
建て替えの際電話はどのようにすればいいの?
住宅を建て替える場合、固定電話はどのようにすれば良いのでしょうか?
固定電話の場合、昔からのアナログ回線と最近の光(デジタル)回線がありますが、建て替え中はどちらも「移転」「解約」「一時中断」「休止」といった方法をとることができます。
ただし、これらの方法はそれぞれにメリットやデメリットがあるため、仮住まいの場所や電話番号の変更を行うかどうか、費用、契約している会社、回線の種類、違約金の有無等でどの方法を選ぶかを決めなければなりません。
それぞれの方法について、電話番号や手続きがどうなるのかについてご紹介します。
移転
電話番号を仮住まいの住所に移転させる方法です。
そのまま電話番号を使い続けることができますが、移転に手数料がかかります。
また、仮住まいの市外局番が元住所と違う場合には、市外局番が変わってしまうため、一時的に元の番号が使えなくなる点にも注意が必要です。
解約
電話回線を解約して建て替え後にまた新しい契約を結ぶ方法です。
電話番号が変わってしまいますし、契約で中途解約に違約金が設定されている場合は違約金を支払わなければならないため、使い勝手はあまり良くない方法と言えるでしょう。
固定電話の場合、解約はその後電話を利用する予定がない場合に用いる方法ですので、建て替え後に再度固定電話を利用したいという場合には、基本的に解約を行うことはありません。
一時中断
一時中断とは、電話利用を一時的に中止する方法で、毎月の回線利用料がかかります。
電話番号を残しておくことができるため、建て替え後に元の番号を使いたいという方におすすめの方法です。
中断中にかかってきた電話については、自動音声で連絡先を伝えるガイダンスを流すことができるほか、NTTならボイスワープを契約することで携帯電話などの他の電話にそのまま転送することもできます。
ボイスワープの利用費用は、工事費が2,000円、月額利用料は500円です。
休止
休止とは、電話の加入権利だけを残しておく方法で、毎月の回線利用料はかかりません。
一時中断と似ていますが、こちらは権利だけを残しておく方法のため、電話番号を維持することができず、再開した際には電話番号が変わります。
電話番号を変えても良いが、違約金の支払いは避けたい、建て替え後にも固定電話を使いたいという場合には、休止を選ぶと良いでしょう。
建て替えで同一敷地内に仮住まいする場合電話はどうなるの?
建て替え中に同一敷地内に仮住まいを建てて住む場合や、離れなどに住みつづける場合、電話番号はどういった扱いとなるのでしょうか?
基本的に、敷地が同じなら電話番号を変えずにそのまま利用することができます。
ただし、仮住まい側に電話線を引く必要があるため、配線工事費用が別途必要で、建て替え完了後に再度電話線の切り替え工事を行わなければなりません。
もし、電話番号が変わっても良い場合は、旧回線を解約または休止しておき、新居が完成したら電話会社に連絡して回線をつなぎ直すという方法も利用することもできます。
移設工事の費用は、同一敷地内の場合約1万円が相場です。
仮住まいに電話線を引くのが面倒な場合には、一時中断を申し込み、ボイスワープを契約しておけば、携帯電話に固定電話からかかってきた電話を転送することもできます。
建て替えで親戚宅に仮住まいする場合電話はどうなるの?
建て替え中に親戚の家に仮住まいする場合、電話番号はどのような扱いになるのでしょうか?
市外局番が同じ地域内なら、固定電話の回線工事を実施し、電話機を設置すれば電話番号の移転を行えるため、そのままの電話番号を利用することができます。
また、電話回線の工事が難しい場合には、休止にしてボイスワープを契約すれば、携帯電話や親戚宅の固定電話への転送が可能です。
ただ、親戚宅への転送の場合、名字が違うことも考えられますので、親戚宅の固定電話に転送するのはあまりおすすめできません。
工事が可能なら新しい固定電話を引いて移転する、工事が難しい場合は一時中断手続きを行い、携帯電話に転送するという形にすると良いでしょう。
費用は固定電話の新設が約1万円、転送用の携帯電話を利用する場合は約4,000円からが目安です。
特に電話番号が変わっても問題がないという場合には、利用休止手続きを行えば加入権のみを残すことができます。
利用休止の場合にかかる費用は、休止費用が約2,000円、再開費用はNTTの交換局内だけで工事が完了する場合約2,000円、宅内配線工事が必要な場合は約1万円からが相場です。
建て替えで局番の変わる地域に仮住まいする場合電話はどうなるの?
市外局番が違う地域に仮住まいする場合、電話番号を移転させると市外局番が変わってしまいます。
もし、建て替え後にそのままの電話番号を利用したいという場合は、一時休止を申し込み、固定電話にかかってきた電話を転送したり、音声ガイダンスで仮住まいの電話番号を伝えてもらうようにしたりすると良いでしょう。
費用については中断の場合、電話停止が約2,000円から、再開についても約2,000円から、ボイスワープを利用する場合は、追加で工事費用が2,000円、月額利用料が500円必要です。
電話番号が変わっても問題がないという場合には、利用休止しておくという方法もあり、こちらの場合は停止費用が約2,000円、再開については約2,000円の費用がかかります。
再開費用については、NTTの局内だけで対応できる場合は約2,000円、訪問工事が必要な場合は約1万円が相場です。
利用休止は月額の回線使用料がかからないというメリットがありますので、電話番号が変わっても構わないという方はこちらを選ぶと建て替え期間中の出費を抑えることができます。
光回線電話を使用していた場合建て替えの際にはどうなるの?
光回線を用いた電話を使用していたとしても、基本的には通常の電話回線と同じ手続きをとることができます。
NTTの場合、固定電話の場合と同じくボイスワープを契約して他の番号に転送することも可能です。
この方法を用いれば、建て替え後にそのまま元の番号を利用し続けることができます。
ただ、解約については光回線の場合、中途解約だと解約手数料(違約金)が発生する場合がありますので、ご加入の光回線サービスがどうなっているかを前もって確認しておいた方が良いでしょう。
工事費用及び手数料についても、固定電話の場合と同額で、停止及び休止が約2,000円から、再開費用は局内工事のみなら約2,000円、宅内工事が必要な場合は約1万円からが目安です。
一時中断及びボイスワープの利用についても、固定電話と同じく工事費用約2,000円、月額利用料約500円で利用することができます。
光回線電話の場合、インターネット回線の契約や通信を仲介するプロバイダーとの契約についても考慮しなければなりません。
建て替えにともない、仮住まいに引っ越しするという場合には、引っ越し日の約1カ月前までに電話会社とプロバイダーに連絡し、電話番号をどうしたいか、費用はどれくらいかかるのかなどを確認しておきましょう。
特にプロバイダーについては事業者によって休止や解約、再開の規約が違うため、このような場合には十分な確認が必要です。
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ここまで説明してきた建て替えは、あくまで一例となっています。
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